少ない投資で大量獲得も夢じゃないメダルゲームとは?

業務用ゲーム機のなかでも、毎月新作がリリースされるメダルゲーム機。もはやゲームセンターに欠かせないジャンルであることは間違いありません。そんなメダルゲーム機のなかで、根強い人気を誇っているのがプッシャーメダルゲーム。プッシャーメダルゲームとは、投入したメダルでゲーム機内のメダルを押しだし、こぼれ落ちたメダルの獲得を狙うというもの。

最近のメダルゲームは、不景気の影響もあって「少数のメダルでも長く楽しめるもの」が定番となりつつあります。プッシャーメダルゲームはメダルの投入タイミングなどを工夫すれば、極端な話、たった1枚のメダルで大量のメダル獲得を狙うことも可能なので、このご時世にぴったりなゲームと言えるでしょう。

また、プッシャーメダルゲームには、比較的簡単なゲームシステムで、年齢・性別問わず、誰でも気軽にプレーできるという魅力があります。メダルさえあればいつでもプレーできて、煩雑なルールを覚える必要もない。今回はそんなプッシャーメダルゲームから、さまざまなタイプのゲームを厳選してご紹介致します。
 

プッシャーメダルゲームの名機といえばコレ

「ウエスタンドリーム」のゲーム本体。上部ケース内を列車がメダルを乗せて走る (C)SEGA

「ウエスタンドリーム」のゲーム本体。上部ケース内を列車がメダルを乗せて走る (C)SEGA


最初にご紹介するのは、今日のプッシャーメダルゲーム人気の礎を築いたといっても過言ではない「ウエスタンドリーム」。このゲームは、1992年9月にセガから発売されたやや古いものですが、その人気から今でも稼働している機体もあり、同社の携帯電話向けゲームとしてリリースされたこともありました。

本体上部にはメダル投入口があり、ここから投入されたメダルが盤面をパチンコのように巡り、チャッカーを通過すればルーレットがスタート。ルーレットが止まった数字の分だけメダルが払い出され、本体内部のフィールドに貯まっていきます。このフィールドからこぼれ落ちたメダルが獲得できるというシステムです。

さらにこのゲームのルーレットには「1STEP」、「2STEP」という目があり、ここに止まるとすごろくがスタート。このすごろくがゴールにたどり着くと、ゲーム内部を走る列車からフィールドに大量のメダルが降り注ぐのです。この列車からメダルが降り注ぐインパクトと、すごろくによるシンプルなゲームシステムは当時、多くのプレーヤーを惹き付けました。

以後、このように凝った演出でメダルの大量獲得を促すシステムが他機種でも採用され、プッシャーメダルゲームファンには忘れがたいゲームとなりました。ちなみに同ゲームのヒットを受けて「ギャラクシードリーム」という続編も制作され、同名漫画をテーマにしたバージョンアップ版「銀河鉄道999 ギャラクシーエキスプレス」もリリースされました。
 

神頼みもアリなお祭り系プッシャーメダルゲーム

「お祈り大明神」のゲーム本体。シート前にぶら下がっているのが鈴紐 (C)SEGA (C)ワカエ紙工

「お祈り大明神」のゲーム本体。シート前にぶら下がっているのが鈴紐 (C)SEGA (C)ワカエ紙工


「ウエスタンドリーム」以降、メダルの大量払い出し機構などを設けた機種が増え、そのギミックもさまざまなものが登場。これに合わせて本体も大型化していきました。2002年にセガが発売した「お祈り大明神」は最大20人までの同時プレーが可能な大型機種で、本体内部の中央にはひときわ目を引く大提灯を設置しています。

メダルをフィールドに投入します。この時、チャッカーに触れると液晶画面のスロットが回転し、ゾロ目で止まればメダルが払い出されるパチンコのようなシステムを採用しています。また、一定条件下でスロットがリーチになると、ジャックポットリーチが発生します。

ジャックポットリーチでは、プレーヤー前にぶら下がる鈴紐を左右に振り、 祈りが神様に届けばジャックポットが成立。大きな提灯に貯まった最大2,000枚以上のメダルがフィールドに払い出されるという仕組み。一風変わったゲームシステムと和風の賑やかな装飾がお祭りムードを盛り上げます。

パチンコ機のようなゲームシステムと、鈴紐を振るという直感的なアクションでプレーヤーを飽きさせない工夫に加えて、2人同時にプレーできるシートがカップル層に好評で、ゲームセンターでは恋人同士で仲良くプレーする姿をよく見かけます。ちなみに同ゲームは続編として「お祈り大明神 祭」がリリースされています。
 

和気あいあいプレー派にオススメの「メダルの達人」

「メダルの達人」のゲーム本体。各シート前にすごろく盤面を表示するプロジェクターが立つ (C)NBGI

「メダルの達人」のゲーム本体。各シート前にすごろく盤面を表示するプロジェクターが立つ (C)NBGI


2005年5月、ナムコは「メダルの達人」をリリースしました。このゲームは、1台の大型ゲーム機を多人数でプレーする「お祈り大明神」のようなタイプのゲームではなく、各プレーヤーが座る「ステーション」とすごろく盤面を大きく映し出す「プロジェクター」に分けたタイプのゲーム。

ゲームシステムはすごろくを意識したもので、投入したメダルがチャッカーに触れることでサイコロの目が決まります。サイコロの目の数だけ自分のコマが進み、一番早くゴールに到着した人にゴールボーナスとしてメダルが払いだされるというもの。すごろくの升目は日本の各都市で、その升目に応じてジャックポットといったイベントが発生します。

また、各種イベントの他にゲームを有利に運ぶことができるアイテムを獲得するチャンスも用意されています。その種類はゴールへ近道するものやスピードを遅くするものなどさまざまで、これら複数用意されたアイテムを活用することで戦略の幅が広がり、他プレーヤーとの奥深い対戦が楽しめるのがこのゲームの魅力となっています。

他のプッシャーメダルゲームと比べてやや難しそうに感じられるかもしれませんが、基本はあくまでもすごろく。単純にゴールを目指していくだけでも楽しめるので、ゲームに慣れてきたらジャックポットをどうすれば効率的に狙えるのか、検討していくといいでしょう。ちなみに同ゲームは演出などを増強した続編「メダルの達人2 あつまれ!ゴー!ゴー!双六戦隊ドンレンジャーファイブ」がリリースされています。

ここまでざっと代表的なプッシャーメダルゲームを紹介してきましたが、まだまだ変わったシステムやインパクト満点のギミックを採用するものが多数リリースされています。以下に紹介するゲームを参考に、プッシャーメダルゲームの奥深さを体験してみませんか?
 

「ドラゴントレジャー3」

「ドラゴントレジャー3」のゲーム本体 (C)SEGA

「ドラゴントレジャー3」のゲーム本体 (C)SEGA


プッシャーメダルゲームにRPGの要素を取り入れたドラゴントレジャーシリーズの第3弾。メダルを投入し、ダンジョン内のキャラクターを進めて、発生する戦闘などの各種イベントでメダルの獲得をいますう。専用のICカードを使用すれば、成長したキャラクターデータやゲーム進行度など保存し、次回プレー時に再開することができます。
 

「海物語ラッキーマリンシアター」

「海物語ラッキーマリンシアター」のゲーム本体 (C)SANYO BUSSAN CO.,LTD.

「海物語ラッキーマリンシアター」のゲーム本体 (C)SANYO BUSSAN CO.,LTD.


パチンコ機「海物語」シリーズをテーマにした公認プッシャーメダルゲーム。スロット抽選時には「魚群予告」「マリンちゃんリーチ」などシリーズファンにはお馴染みの演出が用意されています。また、ゲーム機内上部の大型液晶モニターがせり上がって、隠されていた巨大抽選機が登場する「ビッグルーレット抽選」といった独自の演出も施されています。
 

「GALILEO FACTORY」

「GALILEO FACTORY」のゲーム本体 (C)SEGA

「GALILEO FACTORY」のゲーム本体 (C)SEGA


最大20人同時プレーが可能な大型プッシャーメダルゲーム。メダルを投入すると1枚ずつセットして飛ばすアシスト機構といった独自の機構を数多く搭載しています。ジェットコースターのように本体内部を巡り、フィールドに落下するボールをメダル払い出し機構に採用しているので、小さなチャンスでもタイミング次第で大量のメダルを獲得することが可能です。

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