★パワーと距離★
沖合にある低気圧のパワーとポイントからの距離も大事な条件です。
低気圧にパワーがあればあるほど風が強く長く吹きます。
そのためサイズの大きな風波が立ち
後に残るうねりも大きくなります。
また低気圧が沿岸からある程度離れていることも大切です。
近づきすぎると風が強すぎるために、いくら沖合にあっても
風波だらけになってしまいます。
さらに、うねりが伝わる距離が長ければ長いほど
=波長が長いほど、波の形は整ってきます。
これは、低気圧の場所からブレイクするポイントまでの長い間に
ジャンクな小波が消滅しエネルギーのあるうねりだけが厳選されて
うち寄せるためです。
かといって、離れすぎていては今度は肝心のうねりが届きません。
日本列島の場合、台風からのうねりでおよそ2000km程度
普通のいわゆる低気圧からでは約1000kmがうねりが到達する
限界と言われています。
また日本の海岸線が複雑に入り組んでいるためにバッチリ!の条件
で低気圧が発生しても、例えば湘南のような深い湾の内側のポイント
などにはなかなかうねりが届かない事もあります。
良い波が立つ条件って実は結構厳しいんですね。
週末良い波に恵まれたらそれはもうとってもラッキーな事かも
しれません。
波の神様に感謝しましょう(^_^)
●おすすめサイトのご紹介
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★「IMOC Weather Page」 | 6時間ごとの沿岸波浪予想図もあり 参考になりますよ |
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