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天気図を読んでみよう(1) 風と低気圧について知ろう(2ページ目)

風や低気圧についてちょっとだけ知るだけで波予想はとってもラクになります。 週末ボーダーの方もそうでない方も、ここぞ!という時に波を当てるコツを伝授します。

執筆者:恒松 澄子

低気圧はどうやって生まれるの?

波を生み出すのが風、そしてその風を呼ぶ低気圧は
どこでどのように生まれるのでしょうか?

日本列島が位置する緯度は温帯と呼ばれ
南の赤道付近からの暖かい湿った空気と
北の北極付近からの冷たい空気がぶつかるところになっています。

温度差のある空気がぶつかると、暖かい方の空気が冷やされて
含まれていた水蒸気が雲に変わります。
空気は暖かい方が軽いので、雲のまわりには上昇気流が出来ます。

zensen.jpg こうしてますます雲は発達し
温度差のある空気のぶつかるところに
雲の列が出来上がるようになります。
これを前線といいます。
この辺りの用語は天気予報などで
お馴染みですね

henseihu.jpg この前線はやがて日本の上空を常に
吹いている強い西風=偏西風によって
次第にねじられていきます。
やがて回転してちょうど台風のように
渦を巻くようになります。
これが低気圧の誕生です。

北半球の低気圧では、渦を巻こうと
している段階=発達中に、反時計回り
強く風が吹きます。

大陸で生まれたばかりの低気圧は偏西風に乗ってやって来た後
日本海で発達したり、または、日本近海で低気圧が発生する事が
多いのでよく風が吹く=波が立つ条件が整っている恵まれた環境
なんですよ!

しかし残念なのは、この偏西風に乗ってせっかく生まれた低気圧も
とっとと移動してしまうところ。
このため、日本の海では良くも悪くも、海では1つのコンディションが
長くは続かないのです。


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index.jpg TOP index.jpg 低気圧の誕生 index.jpg 低気圧の位置 index.jpg パワーと距離
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