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天気図を読んでみよう(1) 風と低気圧について知ろう(4ページ目)

風や低気圧についてちょっとだけ知るだけで波予想はとってもラクになります。 週末ボーダーの方もそうでない方も、ここぞ!という時に波を当てるコツを伝授します。

執筆者:恒松 澄子

パワーと距離

沖合にある低気圧のパワーとポイントからの距離も大事な条件です。

低気圧にパワーがあればあるほど風が強く長く吹きます。
そのためサイズの大きな風波が立ち
後に残るうねりも大きくなります。

また低気圧が沿岸からある程度離れていることも大切です。
近づきすぎると風が強すぎるために、いくら沖合にあっても
風波だらけになってしまいます。
さらに、うねりが伝わる距離が長ければ長いほど
波長が長いほど、波の形は整ってきます。
これは、低気圧の場所からブレイクするポイントまでの長い間に
ジャンクな小波が消滅しエネルギーのあるうねりだけが厳選されて
うち寄せるためです。

かといって、離れすぎていては今度は肝心のうねりが届きません。
日本列島の場合、台風からのうねりでおよそ2000km程度
普通のいわゆる低気圧からでは約1000kmがうねりが到達する
限界と言われています。

また日本の海岸線が複雑に入り組んでいるためにバッチリ!の条件
で低気圧が発生しても、例えば湘南のような深い湾の内側のポイント
などにはなかなかうねりが届かない事もあります。

良い波が立つ条件って実は結構厳しいんですね。
週末良い波に恵まれたらそれはもうとってもラッキーな事かも
しれません。
波の神様に感謝しましょう(^_^)



おすすめサイトのご紹介

WNI Cyber Weather World「マリン情報」 沿岸の風向き・波高予想を簡単にチェック
できます
よく行くエリアをブックマークしておくと
便利です
「IMOC Weather Page」 6時間ごとの沿岸波浪予想図もあり
参考になりますよ
風と高気圧 天気図と波解説の続編はコチラです
今度は高気圧と風の関係についてお届け
します

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index.jpg TOP index.jpg 低気圧の誕生 index.jpg 低気圧の位置 index.jpg パワーと距離
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