スントのベーシックな設定
スントtシリーズは豊富な機能を持っています。しかし、あまりに機能が多く、どの設定で使うのが便利なのか、使い勝手がよいのか私も迷いました。いろいろと試したのですが、その中で最後に落ち着いた設定です。t4を基本にしていますスントのディスプレイ表示は上中下の3段に分かれています。その中で中段が中心で、ログを見返す時を除けば基本的に3つのモードに切り替えられます。
モード | 上段の表示 | 中段の表示 | 下段の表示 |
時刻 | 空白 | 時刻 | ・曜日・日付・秒・デュアルタイム |
トレーニング | ストップウォッチ計測中=ラップタイム | 心拍数またはトレーニング効果 | ・トレーニング効果とトレーニング時間・消費カロリー・平均心拍数・ラップ/インターバルタイム・時刻*速度*距離*ペダル回転数 |
速度/距離 | ストップウォッチ計測中=ラップタイム | 速度またはケイデンス(回転数) | ・ストップウォッチ・ラップ/インターバルタイム・時刻*心拍数*トレーニング効果とトレーニング時間*ラップ距離*平均速度*最高速度*ペダル回転数 |
*はオプションのPOD使用時に計測可 |
心拍数、速度、距離がわかる設定
トレーニングモード時の設定例(写真のギアはt4)。上段はストップウォッチによるラップタイム、中段に心拍数、下段に速度が表示される(心拍数、速度の表示には、トランスミッター、Foot PODの使用が必要) |
ログ記録は15回分リストップコンピューターに保存している。まず見たい回のログを選び |
その回の記録の詳細を見るラップごとに確認できる |
この3つのモードは右中のボタンを押す度に切り替わるので、基本モードで時間、トレーニングモードで心拍数と走行距離、速度/距離モードで走行速度と心拍数を順次確認できます。通常のトレーニング中は速度/距離モードで速度と心拍数を同時に確認しながら走るのがいいでしょう。速度の割に心拍数が高いか低いかを確認できれば、その時の調子を判断できます。トレーニング効果と心拍数は、ディスプレイの周囲に弧状のグラフでも表示されます。
このほかに、ここでは説明しきれませんが、次のような機能があります。
・目標心拍範囲の設定。上限心拍数、下限心拍数を越えた時、アラームを鳴らすことができます
・インターバル設定。ウォーミングアップタイムとインターバルタイムの時間を設定すると、そのインターバルのラップタイムや心拍数をストップするまで自動的に記録し続けます。
・t4cでは、コーチング機能で5日間の推奨トレーンニング強度を教示できます。この機能を使うには、他の機種に浮気せず、トレーニング時は必ず同じt4cを使用してログを蓄積していなければ正確なプログラムになりません。
suunto以外にも、ハートレートモニター機能を持つ製品を発売しているメーカーは多く、独自の機能を備えている魅力的な製品もあります。何種類持っていてもいいといったウエアのようなアイテムと違うので、選択は慎重にしたほうがよいと思います。身の回りに使用している人がいたら、使用感をよく聞いてみてください。このレポートも選択時の参考になればと思います。
そしてこれだけは言えます。ハートレートモニターを使ってみることをおすすめしますと。
<関連リンク>
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