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HEADとPrinceの画期的なテクノロジーを紹介 新ラケットのキーワードは「穴」(2ページ目)

今年も新しいテクノロジーと搭載したラケットが続々と登場しています。今年の注目を浴びているラケットはいずれも「穴」がキーワードに!一体どんなラケットなのか紹介してみたいと思います。

執筆者:伊藤 一幸

「パワーとコントロールの両立」by HEAD

今までのラケットは「パワー」をとるか「コントロール」を取るか取捨選択をしなければならなかったのですがフレームに開けられた2箇所の穴が作用して「パワー」と「コントロール」を両立させるテクノロジーの開発に成功しました。穴を開けることから生まれた、このテクノロジーを「FLEX POINT(ホール+ディンプル)」と呼び、更にこのラケットの商品名にもなっています。

ホール+ディンプル=フレックスポイント
<パワーの維持>

通常、ラケットの剛性が高いほど、ラケットから放たれるボールにパワーが増すとされています。
FLEX POINTでは穴を開けた周辺のみの剛性を削減させ、ラケットが屈曲できるようにしました。しかしラケット全体の剛性は失われていないため、ラケットが元来、持つパワーは維持されています。

左が従来のラケット。右がフレックスポイントを導入したラケットでラケット面が「カップ状」になる。
ラケットヘッドの左右2ヶ所に穴(ホール)を開け、更にホール周辺のフレームを削り(ディンプル)、ホール周辺の剛性のみ50%削減させています。






<コントロール性の向上>。
手でボールを包み込む。まさにこの効果により、コントロール性とスピン性能が向上する。

通常、インパクトの瞬間はラケットがしなるためヒッティングポイントが微妙に後ろとなり、その分コントロール性能が失われていました。

しかし、今回のFLEX POINTという技術では、ヒッティング時にラケットが屈曲する構造になっています。つまり、ヒッティング時にラケット面がカップ状になるため、ボールをしっかりと掴むことができ、意図する方向へボールを運べるようになり、コントロール性能が向上しました。

FLEX POINTの開発により、1本のラケットでパワーとコントロールの両立が可能になり、初心者からプロまでが使うことができるラケットが登場しました。

パワーとコントロールの両立を実現させた「HEAD」から以下の4機種が3月下旬から発売となります。
FLEX POINT Radical OS
FLEX POINT Radical MP
FLEX POINT 6 OS
FLEX POINT 6 MP


<試打の感想>
HEAD社のいうとおり、ボールを掴む感覚と共に、球離れの感覚をよりリアル
に感じられます。今までにどのラケットでも感じ得なかった不思議な打球感
がクセになるかもしれません。
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