3/3 大会の特徴、見所、フランス語のコールの紹介　全仏2004 シード選手と見所 [テニス] All About

　■全仏今年の見所

優勝候補男子の筆頭は昨年の覇者フアン・カルロス・フェレーロ。
しかし、フェレーロは現在、手首とわき腹をけがしており、ケガの具合によっては早いラウンドで姿を消す恐れもある。
続いてコリア、モヤをはじめ、クレーを得意とするストロークプレーヤー陣である。

そのストロークプレーヤー陣にロディックの時速200kmオーバーのサービスがどこまで通用するかも見所である。
いくら球足の遅いクレーコートといっても200kmを超えるサービスならラクラクサービスエースはとれるであろう。
しかし、そのサービスが２週間の大会を通じて常に維持できるか、そして、体力が落ちてきたゲームの後半でも打てるかどうかが勝敗の分かれ目となる。

一方、女子はトップシードの選手のほとんどがケガからの復帰で試合に臨むため、候補を挙げるのは難しいが、復調していればエナン、ウイリアムズ姉妹が有力である。復調してないようだと、地元の利のモーレスモー（フランス）にもチャンスはある。
また、最近、ランキング上位に多くの選手が出てきたロシア勢にも注目したい。

また、日本の杉山選手（世界ランキングで13位）にもベスト４進出のチャンスがあり、期待したい。（95、00、03年ベスト16）
杉山選手はダブルスでの２連覇がかかっているが、昨年のペアであるキム・クライシュテルス（ベルギー）とペアを解消して以来、ペアが一定していないので苦しい大会となることは間違いない。

その他にも主催者推薦枠でシングルス戦に久しぶりに登場するマルチナ・ナブラチロワ（アメリカ＝４７才）のプレーも是非、見てみたい。
ナブラチロワはクリス・エバートとともにおよそ20年前に活躍したかつての女王であり、史上最多記録となる１６７回のシングルス優勝歴を誇っている（全仏では、１９８２年と８４年に優勝）

オリンピック開催年の今年は、杉山選手以外にも日本人選手の試合結果に注目して下さい。
全仏終了後の世界ランキングでオリンピックの出場が決まるからです。
オリンピックへの出場枠は男女ともに64名、全仏前のランキングでは、小畑沙織選手 48位、浅越しのぶ選手 52位森上亜希子選手62位と３名ともに微妙なラインにいます。

オリンピックにおけるテニスの出場枠についてはこちらを参考に！


	フレンチオープンの特徴であるクレーコートとフランス語のコール、よりＴＶ観戦を楽しむためにフランス語のコールについて簡単に説明します。

■カウント方法

0：ｚｅｒｏ（ゼロ）
15：ｑｕｉｎｚｅ（キャンズ）
30：ｔｒｅｎｔｅ（トラント）
40：ｑｕａｒａｎｔｅ（カラント）

ただし15-15（ｆｉｆｔｅｅｎ　ａｌｌ）は
ｑｕｉｎｚｅｑｕｉｎｚｅ（キャンズキャンズ）ではなくて
ｑｕｉｎｚｅ A（キャンズア－）となります。
30 ａｌｌも40 ａｌｌも同じ。
（トラントア－とか　キャラントア－となります）

ジュース：ｅｇａｌｉｔｅ　（エガリテ）
アドバンテージ：ａｖａｎｔａｇｅ（アヴァンタージュ）
ゲームを取った時：ｊｅｕ　名前 2－0（ｄｅｕｘ　ｚｅｒｏ）
　　　　　　　　　　　　（ジュ名前ドウゼロ）
タイブレーク：ｊｅｕ　ｄｅｃｉｓｉｆ　（ジュデシシフ）

※正式なフランス語表記は母音の上に
　　アクセント記号（アクサン）がつきます。