ウェッジに理想のシャフトは?

キャロウェイをはじめ、多くのゴルフクラブに採用される「ダイナミックゴールド」。手元調子のシャフトだが、クリーブランド氏は先端よりのやわらかさを評価
キャロウェイゴルフ、チーフクラブデザイナー、ロジャー・クリーブランド氏へのインタビュー、いよいよ最終回(前回、前々回は「クリーブランド氏が語る、クラブのこだわり」「クリーブランド氏が語る、クラブのこだわり2」)。これまで、数々の名クラブをデザインしてきたクラブつくりの第一人者に、さらに突っ込んだ質問をしてみました。

ガイド:前から、不思議に感じていたことがあります。クリーブランドさんは、キャロウェイに参画されてからも、「X TOUR」、「X FORGED」、そして最新デザインの「JAWS」と、それぞれに意匠を凝らした新しいデザインを次々に発表されています。しかし、装着されているシャフトは、いつも「Dynamic Gold」(ダイナミックゴールド)です。キャロウェイでは、「M10 DB」シャフトや、日本では「NS PRO 950GH」装着のモデルもありますが、どんなにデザインが変わっても、シャフトは、いつもダイナミックゴールド……。なぜ、ダイナミックゴールドのみ、これほど採用されるのでしょう?

ロジャー・クリーブランド(以下RC):うん、いい質問ですね(笑)。ウェッジを使用するとき、私はクラブの重さを感じたいと考えています。その方が操作しやすいからです。ご存知のようにダイナミックゴールドは重量がありますからね(※ガイド注 カット後のシャフト重量は120g弱)。
また、ウェッジを操るときシャフトの先端よりが軟らかいと、よりアプローチのフィーリングを出しやすくなります。私が考えるに、ダイナミックゴールドは、Tip側に適度なやわらかさがあり、操作しやすいので、私たちのウェッジにも採用しています。他のメーカーでも同じ理由なのではないでしょうか?

ガイド:しかし、ダイナミックゴールドはとても重いシャフトです。年配の男性や、女性などが扱うには、少し重過ぎませんか?

RC:あなたの言うとおりでしょう。女性や非力な男性用に、日本では「NS PRO 950GH」シャフト、アメリカでは重めのカーボンシャフトを装着したタイプを用意しています。ダイナミックゴールドが重過ぎるゴルファーは、それらを選択すると良いでしょうね。

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