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試打で実感、シャフトスタビライザーの進化(3ページ目)

シャフトスタビライザーが仕様変更と新作をひっさげ登場! マーク金井氏も絶賛する画期的ゴルフアイテムをガイドが再び試打。可変ウェイト機能を持つ新作「AMT for Woods」の使用感をレポートします。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

「AMT for Woods」の使用感は?

今回試打に使用した、テーラーメイド「r7 425」
今回も、実際の効果を確かめるべく、ガイドが試打を敢行! 使用するドライバーは、テーラーメイドの「r7 425 ドライバー RE*AX TOURシャフト」。2006年モデルですが、バランスが良く癖の無いモデルで、現在も評価の高いトドライバーを今回の試打クラブに選びました。

スタビライザー装着の手順は、ほぼ同じです。付属の専用カッターで、まずグリップエンドに穴を開け、「AMT for Woods」を挿入し、専用レンチで固定します。異なるのは、挿入前に可変ウェイトの位置を決定すること。ウェイトを移動し、レンチで固定してから挿入します。

まずは、スライス抑制効果のある「Lighter head feel」から試打開始。最も軽く感じるポジションではありますが、40g近い重量のスタビライザーが入っているためか、手元よりの重量がずしりとくる感じです。ゴルファーによっては、体感した重量から力んでしまう方もいるかもしれません。

数発打ってみたところ、打球はややつかまったストレートかフック系のボールになりました。しかしガイドとしては、ヘッドが返りやすくなりボールを捕まえるように動くものと予想していたのですが、それほど、つかまりが良くなったという感じではありません。

例えば、スライスになりにくい、つかまりの良いとされるモデルのドライバーなどに比べると、スライスの矯正効果は小さいものと思われます。意図的に、大きなスライスボールになるようにスイングしてみましたが、打球はやはりそのままスライスしました。

3種類のウェイトポジションで、球筋には異なった結果が!(※クリックすると拡大します。)
続いて、フック矯正効果のある「heavier head feel」。当然ながら、「Lighter head feel」に比べて、さらに重く感じます。打ってみるとこれは、使い慣れたシャフトスタビライザーの感覚に似ています。打球はストレート系が多かったのですが、明らかに「Lighter head feel」のポジションに比べて、ボールはつかまりにくくなっています。同じように意図的に大きなスライスボールになるようにスイングしてみましたが、打球はさらに大きくスライスしました。

「Lighter head feel」と「heavier head feel」を打ち比べるとボールのつかまり方に違いがあることは、はっきりとわかります。ゴルファーは、自分の球筋に応じてポジションを選択することが可能になります。

「Maximize M.O.I.」も試打しました。確かに手元よりの慣性が一番強いようにも感じますが、事前に情報が頭に入っているからかもしれません。それ程微妙な差。「Lighter head feel」よりも「heavier head feel」を打ったときの感触に近く、2つのポジションの中間か、ちょっとフック矯正気味のフィーリングでした。

3種類のウェイトポジションを試しましたが、どのポジションでも手元よりの重量があるせいかインパクトの感触は強く、飛距離も少し伸びているようでした。スイングに安定感が出て、方向性がよくなるシャフトスタビライザーの特徴は踏襲されていると感じます。

>>次は、まとめ>>
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