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若手の台頭!男子ツアーはI・I時代へ(2ページ目)

完全に日本ツアーの中心プレーヤーとなった石川遼選手と賞金王争いを繰り広げる新鋭、池田勇太選手。次代を担う対照的な二人の若手プロの熾烈な戦いをデータを交えて紹介します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

劇的シーンの連続

石川遼選手が使用し、既に幾多の名場面を生み出しているオデッセイ「ブラックシリーズ #9」。プロ、アマ問わず使用者が急増中
石川遼選手の実力に異論を唱える人は、どこにもいないでしょう。先日は、「ザ・プレジデンツカップ」で世界選抜のメンバーとして3勝をマーク。18歳にして、既にツアー6勝。とどまることのない快進撃は、10年前に世界を驚かせたタイガー・ウッズの登場を彷彿します。

劇的な名シーンを生み出すのも彼の天性のスター性。アマチュアでの初優勝となった「マンシングウェアオープンKSBカップ 2007」でのバンカーからのチップイン。記憶に新しい昨年の「マイナビABCチャンピオンシップ」でのウォーターショットなど、印象に残るシーンを多く生み出しています。

今年に入ってからは、劇的なドラマが目白押し。「ミズノオープンよみうりクラシック」では、12番でO.B.を2連発の後、16番ホールでチップインイーグル。強めに打ったボールはピンに当たらなければ、かなりオーバーしていたはずですが、吸い込まれるようにカップインしました。

7月の「サン・クロレラ クラシック」では、最終18番でティーショットがバンカーに。緊迫した場面でのピンチのはずですが、4番アイアンで果敢攻めてグリーンをとらえ、最後は下りの3メートルのパッティングをアマラインからねじこみました。

4勝目を決めた「コカ・コーラ東海クラシック」は、圧巻。最終ラウンドのバック9で、2つのダブルボギーの後、15番で342ヤードドライブ。4番アイアンで、ピンそば1.5メートルのイーグルを奪い、17番、18番と連続バーディーで優勝。18番では、ティショットが右のラフとピンチだったものの、残り188ヤードを7番アイアンで、右の池の縁ギリギリに立つピンそばに手前50センチにつくスーパーショットでした。

勝負どころで、これだけのプレーを見せられるプロが、これまでどれだけいたでしょう。ビッグトーナメントの続くツアー終盤戦は、さらに想像を超えるドラマを見せてくれそうな予感がします。

>>次は、新鋭、池田勇太プロについて>>
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