劇的シーンの連続
石川遼選手が使用し、既に幾多の名場面を生み出しているオデッセイ「ブラックシリーズ #9」。プロ、アマ問わず使用者が急増中 |
劇的な名シーンを生み出すのも彼の天性のスター性。アマチュアでの初優勝となった「マンシングウェアオープンKSBカップ 2007」でのバンカーからのチップイン。記憶に新しい昨年の「マイナビABCチャンピオンシップ」でのウォーターショットなど、印象に残るシーンを多く生み出しています。
今年に入ってからは、劇的なドラマが目白押し。「ミズノオープンよみうりクラシック」では、12番でO.B.を2連発の後、16番ホールでチップインイーグル。強めに打ったボールはピンに当たらなければ、かなりオーバーしていたはずですが、吸い込まれるようにカップインしました。
7月の「サン・クロレラ クラシック」では、最終18番でティーショットがバンカーに。緊迫した場面でのピンチのはずですが、4番アイアンで果敢攻めてグリーンをとらえ、最後は下りの3メートルのパッティングをアマラインからねじこみました。
4勝目を決めた「コカ・コーラ東海クラシック」は、圧巻。最終ラウンドのバック9で、2つのダブルボギーの後、15番で342ヤードドライブ。4番アイアンで、ピンそば1.5メートルのイーグルを奪い、17番、18番と連続バーディーで優勝。18番では、ティショットが右のラフとピンチだったものの、残り188ヤードを7番アイアンで、右の池の縁ギリギリに立つピンそばに手前50センチにつくスーパーショットでした。
勝負どころで、これだけのプレーを見せられるプロが、これまでどれだけいたでしょう。ビッグトーナメントの続くツアー終盤戦は、さらに想像を超えるドラマを見せてくれそうな予感がします。