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絶賛シャフトスタビライザーの真価を探る(4ページ目)

巷で話題のゴルフアイテム、シャフトスタビライザー。スイングアナリストのマーク金井氏も絶賛するゴルフギアをガイドが実際に使用して紹介。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

ダウンスイングに安定感あり

試打で使用したクラブは、大型ヘッドが特徴のナイキ「サスクワッチ SUMO5000ドライバー」。人気のディアマナ装着のややハードなタイプ
実際に25gのシャフトスタビライザーを装着したドライバーを試してみました。

装着前と比較して言えるのは、まず出球が安定すること。打ち出しから右に飛んだり、左に飛んだりすることなく、スタンスなりの方向に打ち出すことが多くなりました。しっかりボールが捉えられているせいか、球質も重く感じます。

スイングした感触で、特筆されるのは、やはりダウンスイングが容易なこと。トップオブスイングから切り替えした後、手元側の重量で、すっと手が下りてくるのが感じられます。そのままクラブの慣性で、インパクトからフォローまでよどみなくクラブが動く感じです。

ヘッドスピード計測器、ユピテルGST-2を使用して、装着前後の数値を比較したところ、ヘッドスピード、ボール初速、推定飛距離ともほぼ同じ。

装着後のクラブは、340gを超えるかなりの重量級ドライバーになっているはずですが、心配していたヘッドスピードのダウンはガイドの場合ありませんでした。むしろ振り抜きがよくなったせいか、上がっている感じがします。

50gのシャフトスタビライザーを装着したところ。見た目はほとんど変わらないが、スイングした感触には大きな差が…
次に50gのシャフトスタビライザーを装着。ドライバーの総重量は、なんと370g近くになっています。さすがに持っただけで、手元よりの重量をビシビシ感じます。

50gのウェイトでは、25gにくらべてもダウンスイングで、手元がすうっと下りてくる慣性を強くなるよう。ヘッドの重さはあまり感じなくなりましたが、むしろ扱いやすくなっています。打ったボールの結果は、ストレートか、すこし右に打ち出すボールが増えました。右に出たボールは、スピン量が増え、かなり高い球に。ユピテルGST-2で計測すると、ヘッドスピード、推定飛距離ともにダウン。ガイドのパワーでは、50gのウェイトは、ややもてあまし気味。

25g、50gの2種類を打ってみて感じるのは、やはりスムーズなダウンスイング。自然に手が下りてきて、独特の振りぬきのよさがあります。ガイドの場合は、はっきりと球筋に違いがあらわれました。仮に振りぬき感の違いなどを感じることが出来なくても、実際に打ち出された球筋には、変化が現れるのではないかと思います。

>>ドライバーの軽量化を考える >>
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