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トッププロと歩んだツアーステージの10年(2ページ目)

主にアスリートゴルファーを対象としたラインナップで絶大な支持を得ているブリヂストンスポーツの看板ブランド、ツアーステージは今年で誕生10周年。ゴルフギア史に残る10年の歩みを2回に分けて紹介します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

ツアーステージ登場

ツアーステージ最初のモデル「X100」
大ヒット商品となった「MR-23」SW。通称“マルサンド”
1998年に、「X100」、「Z100」という形状の異なるに2種類のドライバー、FWの「C300」、アイアン4種類「MR-23」「NB-32」「55-HM」(前年発売モデル)、「X1000」(J'sチタンマッスルと同形状のモデル)をラインナップされ、ツアーステージはスタートしました。

ツアーステージにとって幸運だったのは、ジャンボ軍団に所属するプロも含め、多くのトッププロが契約プロとして「J'S」から移行したことです。これは、プロや上級者をターゲットにしたトーナメントモデルとしてのブランドイメージを確立するのに大いに貢献。中でも当時、人気、実力とも若手でNo.1だった丸山茂樹プロの存在は大変大きいものでした。自身のモデルである「MR-23」も発売。特にSWは“マルサンド”と呼ばれ、アプローチ巧者の丸山プロのイメージもあり大ヒット商品となりました。丸山プロは、その後も看板プロとして、ツアーステージの10年間の歩みを支え続けています。

1999年には、少しやさしめのモデル「V500」ドライバーと「V3000」アイアンが発売。若手の成長株、細川和彦プロが使用したこともあり人気に。しかし、ツアープロの中でも屈指のパワーヒッターといえる細川プロが使用したことで、難しい、ハードなブランドイメージが固定してしまったことは否定できません。

より多くのゴルファーが使用できるような、いわゆるやさしさのイメージを醸成するのは、その後もツアーステージブランドの大きな課題になったといえます。

>>次は、世界の舞台での活躍>>
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