多様化するゴルフギアのカラー(4ページ目)

ゴルフクラブにもカラー化の流れ

ミズノ「ピンクコレクション」のドライバー。ピンクで統一された全11アイテムがラインナップされている

クラブに関しては、ウッドクラブがパーシモン（柿材）から金属へと移行する際、多少カラーのバリエーションが増えたという経緯があります。その頃は、それぞれの特徴的なカラーでどこのメーカーのクラブかわかったものですが、2000年を越えたあたりから、どのメーカーからも黒いヘッドが主流となり、パッと見ではどれも似たようなクラブになった気がします。最近になって、ナイキのサスクワッチ（イエロー）やテーラーメイドのバーナー（レッド）などが登場し、ブランドイメージに合った特徴的なカラーをメーカーが用いるようになりました。

同じ黒を使用するのでもブリヂストン「TOURSTAGE X-DRIVE GR BLACK」のように精悍なブラックのカラーと、対象となる上達に対して貪欲なシリアスなゴルファーを重ねるようなしっかりしたコンセプトのクラブが現われ始めたのも新しい傾向といえます。

今年2008年ミズノからは、男性向けに「ブラックコレクション」、女性向けに「ピンクコレクション」というラインナップをそれぞれ発売。クラブにとどまらず、キャディバッグからボール、ヘッドカバーやマーカーに至るまで、同色でラインナップした新しい試みです。

ダンロップからは、以前からニーズの高い「ザ・ゼクシオ」のカラーカスタムを継続し、カラーに対するゴルファーのニーズに応えています。

ブリヂストンの「TOURSTAGE V-iQ CL」。二種類のカラーラインナップは画期的

今年2008年のラインナップでもっとも印象的だったのは、ブリヂストンの女性向けラインナップ「TOURSTAGE V-iQ CL」です。もともと女性専用設計で熱心な女性ゴルファーに評価の高かったブランドですが、今年のモデルチェンジでは全てのラインナップに、アクアブルーとクリスタルピンクという2種類のカラーをラインナップし選択可能に。カラーはグリップまで統一されています（カラーやスペックによって特注生産となる場合もあります）。

男性モデルに比べると販売数量が限定的な女性モデルで、同性能のクラブを2種類のカラーでラインナップするメーカーの意気込みは相当なものと感じます。ソール後部にはスワロフスキーをあしらうなど女性専用設計ならではのこだわりを感じるラインナップになっています。

性能はもちろんですが、色も自分の好みのカラーを選択することが、今後のゴルフギア選びのポイントになると予測されます。気に入ったカラーを使うと、リラックス効果も期待できるという報告もあり、きっとさらにゴルフが楽しくなるでしょう。

---

＜関連リンク＞
アディカラー　ゴルフAT
ブリヂストン　TOURSTAGE 新V10 スーパービビッド
キャスコ　KIRAボール
イオミック
ゴルフプライド（日本フェィウィック）
ブリヂストン　TOURSTAGE X-DRIVE GR BLACK
ミズノ　ブラックコレクション
ミズノ　ピンクコレクション
ダンロップ　The XXIO（ゼクシオ）　カラーカスタム
ブリヂストン　TOURSTAGE V-iQ CL
初心者のためのボール選びその２（All About　ゴルフ）