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ヘッドスピード測定の進化形  GTS-2登場!(4ページ目)

ヘッドスピード計測器の決定版が登場したといっても過言ではない「ユピテル スイングマルチテスター GTS-2」。多くの機能を備えた練習が楽しくなるアイテムを2週にわたり紹介していく。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

精度の高い推定飛距離を表示

ヘッドスピードとボール初速を加味して、推定飛距離を表示する機能も嬉しいところです。自分の番手別飛距離をきちんと把握できるほか、ショットの度に距離をチェックするなどして、30~90ヤード前後の中途半端な距離のアプローチの感覚を磨くことができます。

縦のミスと呼ばれる距離感が合わないミスは、今の使用しているクラブがそもそも思ったより飛んでいなかったり、あるいは飛びすぎるのかもしれません。「GTS-2」では、同じ番手で打った打球は履歴が蓄積され平均値が算出されるので、アイアンの番手がきちんと距離を刻んでいるか、またどれだけ飛ぶのか、きっちり把握できにくいFWやユーティリティも平均の飛距離を把握することができます。自分の客観的な飛距離を知ることで、真の意味でスコアメイクの武器になりえるでしょう。

「GTS-2」の推定飛距離は監修した井上透プロの他、複数のプロによるシビアなテストをクリアしたもの。奥行きのない短い距離の練習場でも、これで飛距離を知ることが出来るでしょう。

アイアンはモデルによってロフト角が異なるため注意が必要。※写真はテーラーメイド「TOUR BURNER」
ここでまた注意点。各番手別の推定飛距離は、想定される各番手のロフト角から算出されます。例えば、「GST-2」の9番アイアンの想定ロフト角は40度。ロフト角40度の9番アイアンで打ったショットに関しては高い精度で推定飛距離を表示できます。

しかし、市販されている9番アイアンでは37~44度前後のロフト角の差があり、そのため微妙な誤差が生じる可能性があります。使用前に自分のアイアンのロフト角をチェックすると良いでしょう。

40度といえば、プロモデルアイアンの8番アイアンに相当するので、プロモデルを使用される方は「GST-2」の設定を9番アイアンにセットした後、8番アイアンを使用するなどの微調整を行うなどしたほうが、より精度が上がる可能性があります。

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