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進化を続けるスチールシャフトの現在(4ページ目)

重い、難しいというイメージは既に過去のもの。新製品が続々登場、劇的に進化を遂げ、多くのゴルファーが愛用するスチールシャフトの現在とは?

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

進化する「NS PRO 950GH」

「NS PRO 950GH」は、フェアウェイウッド用に「NS PRO 950FW」というシャフトもラインナップされています。

ウッド用のカーボンシャフトの主流が50~60g台であるところ、100g近い重量のあるこのシャフトもなんと大ヒット。7番や9番といったショートウッドには、ある程度重量のあるシャフトの方が扱いやすい場合が多く、また「NS PRO 950GH」を装着したアイアンとの相性も良いため、ゴルファーから高評価を得ています。一般的なカーボンシャフトに比べて、価格が安価なのも魅力のひとつです。

今年はさらにユーティリティー用のスチールシャフト「NS PRO 950GH UTILITY」も発売。セット内でのマッチングにもよりシビアに行えるようになりました。

4軸カーボンシートを巻きつけた最軽量モデル「NS PRO 750GH Wrap Tech」
「NS PRO 950GH」は95g前後で、それまでのスチールシャフトに比べて、大幅な軽量化に成功しましたが、アイアンセットに装着されるカーボンシャフトが大抵60g前後であることを考えれば、まだまだ重量のあるシャフトといえます。

そこで打ちやすさや正確性の高さといった「NS PRO 950GH」の特徴を残しながら、さらに軽量のモデルも登場しました。90gを切っている「NS PRO 850GH」やクラブ装着時で75gという軽量化を実現した「NS PRO 750GH Wrap Tech」です。「NS PRO 750GH Wrap Tech」は、手元側に4軸カーボン繊維を巻きつけて剛性を高めるというこれまでにないアイディアも盛り込まれており、まさにスチールシャフトの進化系といえるでしょう。

また「NS PRO 950GH」よりもさらに重量のあるシャフトを好むゴルファーに110g台の「NS PRO 1050GH」、さらにハードに改良された「NS PRO 1150GH TOUR(115g前後)」もラインナップ。「NS PRO 1050GH」は、オーストラリアのトッププロ、カーリー・ウェブが使用。力のあるゴルファーに人気です。

超軽量型からダイナミックゴールドに近いハードなタイプまで5種類の重量をもったスチールシャフトが揃い、多くのゴルファーにマッチするようになりました。

>>次は、トゥルーテンパー社のシャフト>>
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