ハードスペックが廃盤
前モデル「ALL NEW XXIO(オール ニュー ゼクシオ)」。ハードスペックはこのモデルで終了 |
5代目ゼクシオである「ザ・ゼクシオ」では、初代から4代目までラインナップされていたハードスペックが今のところ発売になっていません。ハードスペックとは、上級者やヘッドスピードの早いハードヒッターを対象としたゼクシオ。「TOUR BLACK(ツアーブラック)」という重くて硬いシャフトが装着されたタイプです。フェース角がスクエアに近く(左に引っ掛けにくくなる)、クラウン部の矢印型のマーキングがないなど、上級者の好む仕様になっていたタイプです。
新しい「ザ・ゼクシオ」では、ハードスペックをラインナップせず、代わりにミドルウエイトと呼ばれるシャフト(MP500M)をラインナップしています。通常のシャフトMP500にくらべて10g程度重くなりますが、前モデルに装着された「TOUR BLACK(ツアーブラック)」ほどの重量はなく、硬さも通常モデルよりは硬めですが、ハードヒッター向けではありません。通常モデルでは、やや物足りないゴルファーを対象としているようです。ハードスペックは、価格も1万円弱高かったのですが、ミドルウエイトシャフトは通常モデルと同額です。ドライバー以外のクラブは特注仕様となります。
従来、ハードスペックを使用していたゴルファーは、将来的には好みのシャフトを装着する事の出来るカスタムメイドを利用する形になると思います。これは、市場で人気の高いシャフトの装着が可能。また長さなどのオーダーも出来るので、クラブへのこだわりの強い傾向にある上級者・ハードヒッターに適したサービスです。
ちなみに通常モデルのシャフトMP500とミドルウエイトシャフトMP500Mは、大変よく似ていてパッと見では区別がつかないほどです(※シャフトに記載あり。MP500Mのほうがシャフト色がグレーに近い)。購入の際は、店員さんに確認するなどしたほうが無難です。
また前作の「ALL NEW XXIO」ではハードスペックの他、432ccモデル(ルール適合)、460ccモデル(ルール適合)、高反発モデル(460cc)、の3種類がラインナップされていましたが、今回の「ザ・ゼクシオ」は、ルール適合ヘッドの460ccタイプのみです。SLEルールが施行され、ヘッド体積も460cc以下とルールで明記されたこともあり、モデルを一本化しています。