シャフトメーカー、フジクラの躍進
2007年大ヒットした「ランバックスX」 |
フジクラといえば、90年代後半から「スピーダー」という名作シャフトで一世を風靡しました。2000年を越えたあたりから日本のプロはもちろん、フィル・ミケルソンなどアメリカのトッププロも続々と「スピーダー」を使用し、瞬く間に海外でのシェアを拡大しました。フジクラでは、使用プロと使用契約を結ぶことをしておらず、ほとんどの場合、プロがその性能を気に入って自主的に使用していることも評価を高めた大きな要因でした。
多くのメーカーがフジクラシャフトを採用している。※写真はテーラーメイド |
技術の高さでは定評のある日本のクラブメーカーが、小さなシェアしか得ていないことを考えると、ゴルフ大国のアメリカ市場で本国のメーカーをしのぐほどの確固たる地位を築いたフジクラの実績には驚嘆します。その技術の高さからか、内外問わずOEM生産も多く、当分この存在感は揺らぎそうにありません。