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アイアンセットのセッティングを極める(5ページ目)

以前はまとめて購入するのが当たり前だったアイアンセット。ユーティリティや単品ウェッジの充実から、幅広い選択が可能になったアイアンのセッティングについて解説します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

実際の選び方

ユーティリティのロフト角はソール部に記載されている場合が多い(写真は「テーラーメイドBURNER RESCUE」)
さて、5番アイアンからPWの新しいアイアン6本セットを購入したと仮定して、実際にセッティングをしてみましょう。

まず長い番手ですが、これまでロングアイアンを問題なく使用していたからといって、そのまま3番、4番アイアンを買い足すのは注意が必要です。以前使用したものに比べて、ロフト角が立ち難しくなっている可能性があります。それぞれのロフト角を比較して、変わらないようであればこれまでどおりロングアイアンをセッティングしてもいいでしょう。

しかし、プロゴルファーですらロングアイアンを外し、ショートウッドやユーティリティを使用し始めている今、ロングアイアンをセッティングする理由は以前にも増して少なくなっています。近い将来、ロングアイアンはかつての2番ウッドのように「難しい」という理由で、ラインナップされなくなるかもしれません。ロングアイアンを得意とするゴルファーを除いて、FWと5番アイアンの間の距離を打つためには、ショートウッドかユーティリティをセッティングします。

これらのクラブはアイアンに比べ1本あたりの金額が高価なので最初は1本のみ購入しても良いと思います。馴れたら距離を打ち分けるために2本セッティングしましょう。その場合、はっきりと距離を打ち分けるためロフト角は3度以上、長さは1インチ以上の差が欲しいところです。

ユーティリティは、各メーカーで番手表記が行われ基準のない状態。表示してある番手は、参考にならないので、ロフト角・シャフト長を調べて適正な番手を選ぶ必要があります。

>>次は、ウェッジの選び方>>
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