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アイアンセットのセッティングを極める(4ページ目)

以前はまとめて購入するのが当たり前だったアイアンセット。ユーティリティや単品ウェッジの充実から、幅広い選択が可能になったアイアンのセッティングについて解説します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

ウェッジのバリエーションの増加

空前のヒットとなったフォーティーン「MT-28」の後継モデル「MT-28 V3」
アイアンセットをまとめて購入していた時代は、多くのアマチュアゴルファーはセットのPWやSWをそのまま使用していました。しかし、プロや上級者の間では自分の求める性能を持ったウェッジを別にバッグに入れるケースも多くあったものです。

そんなプロの要求をフィードバックし性能に優れた単品のウェッジが、2000年を超えたあたりから多く発売されるようになりました。タイトリストのVokeyウェッジやフォーティーンのMT-28などが代表例。

アイアンは、セットの中に流れがありロングアイアンから短い番手に行くに従い、少しずつ大振りになっていきます。この微妙な形状の変化が自然なものがいいアイアンの条件とされてきました。長い番手と短い番手の形状の違いが出やすい、7番と8番アイアンの形状を比較するなどして流れを重視したのです。

しかし、現代のウェッジはアイアンの流れというよりは、むしろアプローチのためのエクストラクラブとしてとらえられはじめています。例えば、アイアンはヘッドが大振りでスイートエリアが広く、つかまりを良くするためにグースネック(シャフト中心線に対してリーディングエッジが後方にある形状)となったモデル。ウェッジはラフからでも抵抗が少なく扱いやすい小ぶりなヘッド、ボールを拾いやすくするためリーディングエッジの出っ歯タイプ、ネックはストレートといった具合です。

単品で販売されているウェッジは、スコアラインを彫刻で入れてスピン性能を高めるなど機能的で、フェースを開いて高いボールを打つなど、様々な打ち方に対応しやすくなっています。現在は各メーカーから工夫を凝らした高性能なウェッジが販売されています。自分の好むウェッジを選択できるよう、セットからAW、SWが抜かれたものと考えられます。

>>次は、実際の選び方>>
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