リシャフトの流行
タイガー・ウッズも使用する「ディアマナ」 |
以前にもトゥルーテンパー社の「EI-70」やUST社の「プロフォース65」などアメリカで人気となった比較的ハードなシャフトに人気が集まったことがありましたが、リシャフト人気を決定づけたのはフジクラの「SPEEDER(スピーダー)」(ではないかと思います)。
「スピーダー」自体は90年代から発売されていたのですが、それほど人気というわけでもありませんでした。しかし、2000年前後から新製品「スピーダー757」をフィル・ミケルソンのような世界でもトップクラスのプロが使用を開始。その後のフジクラシャフトの勢いはすさまじく、アメリカ本国でもプロの使用シェアが6年連続で1位となりました。日本のプロにもかなり流行しましたが、「スピーダー757」にくらべて軽量な「スピーダー661」等により人気が集まっていたよう。
その後、宮里藍選手など日本のトッププロがこぞって使用したグラファイトデザインの「TOUR AD」や、それまで頑なにスチールシャフトを使用し続けていたタイガー・ウッズが愛用する三菱レイヨンの「Diamana(ディアマナ)」などが、現在も非常に人気のシャフトとなっています。
通常、ゴルフショップでクラブを購入するとメーカーの純正シャフトを装着。純正シャフトはそのクラブに合わせて設計されたもので決して性能が劣るわけではないのですが、ゴルファーのタイプや好みなどを鑑みて、こうした人気シャフトへの交換が流行しているのです。
今回は、どちらかといえば上級者向けのリシャフトについて、初中級者が失敗しないためのコツを解説します。