ゴルフ/ゴルフクラブ・用品の選び方

アイアン選びはシャフトで決まる!(2ページ目)

現在、ほとんどのアイアンセットでラインナップされている2種類のシャフト、スチールシャフトとカーボンシャフト。意外に知られていないその特性と選び方について解説します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

カーボンシャフトの登場

最新のカーボンシャフト(写真はテーラーメイド「RE*AX 50XR」)
炭素繊維を用いたカーボンシャフトがゴルフクラブに用いられるようになったのは、1970年頃。当時はブラックシャフトなどと呼ばれていました。現在でもカーボンシャフトのことを「ブラック」と呼ぶベテランゴルファーがいらっしゃいますね。80年代の後半になるとカーボンは、ゴルファーの間にかなり浸透します。

カーボンシャフトの特徴は、スチールに比べて軽量であることと打球したときの衝撃が緩和されること。重量に関しては、様々な重さと特性を持ったカーボンシャフトが発売されているので一概には言えないのですが、平均すると「ダイナミックゴールド」に比べて、50~60g程度軽量になります。

90年代初頭には、肩を痛めたジャンボ尾崎選手が、衝撃から身体を守るためにアイアンにカーボンシャフトを採用しました。日本屈指のハードヒッターであるジャンボさんがカーボン使用に踏み切ったたこともあり、ゴルファーの間に瞬く間にカーボンシャフトが普及。

カーボンシャフトの特徴である軽さは、むしろアマチュアゴルファーにとって、飛距離アップや扱いやすさの向上といったメリットとなります。カーボンシャフト全盛の90年代の中ごろはカーボンシャフトのみラインナップしたアイアンセットも多く存在しました。

>>次は、新しいスチールシャフトについて>>
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます