ゴルフ/ゴルフクラブ・用品の選び方

初心者ゴルファーのための道具選び その2

初心者のためのゴルフクラブ選びのポイントを紹介します。ウッド・アイアン・パターの選び方と、わかりにくいシャフトフレックスについて詳細に解説していきます。

前回「初心者ゴルファーのための道具選び その1」では、主にゴルフクラブの種類について紹介しました。今回は、さらに細かいクラブ選びのポイントを挙げていきます。

シャフトの硬さ(フレックス)

 
一見同じように見えるシャフトもそれぞれ特性は異なる
ゴルフクラブは、クラブヘッド、シャフト、グリップの3つのパーツで構成されています。

ボールを打つためのクラブヘッドとプレーヤーが握るグリップを繋ぐ棒状の部分がシャフト。そのシャフトの硬さ(しなり具合)を示す目安がフレックスです。標準的な男性用の硬さをフレックス「R」、やや硬めのシャフトをフレックス「S」と表記します。女性用のフレックスは「L」と表記されます。男性モデルに比べ、軟らかいのが特徴です。

力のあるゴルファーやスイングの速いゴルファーには、硬めのシャフトがマッチします。初心者は「R」で十分ですが、スポーツ経験豊富で体力的に優れた方はスタートから「S」を使用することをオススメします。

フレックス表記の落とし穴

同じ「S」でも硬さの違うものがあるんです!
この「R」「S」という表記は、客観的な基準ではなく、あくまで目安として用いられています。そのため異なるメーカーやモデルで比較すると、「R」シャフトが「S」シャフトより硬いというケースも出てきます。

フルセットを購入すれば問題ないのですが、ウッド、アイアンと買い揃える場合は、シャフトの硬さを揃えるため、同じブランドの同じブランドのものを選択したほうが無難です。別のブランドで揃えたいときは、それらがミスマッチではないか、ショップの店員さんに必ずアドバイスをもらいましょう。

上手なドライバーの選び方は?

ヘッドの大きなドライバーは、ミスをカバーしてくれるため、初心者には最適といえる。
ドライバーを選ぶときに重要なことは、できるだけヘッド体積の大きなものを選ぶことです。ヘッドが大きいクラブはミスの許容範囲が大きく、扱いやすいクラブといえます。初心者にとって、ドライバーは最も難しいクラブ。クラブがミスをカバーしてくれるようなやさしいモデルを選んぶことが、楽しくプレーするコツといえます。

クラブには全て、ロフト角と呼ばれるボールをヒットするフェース面の傾斜角度があります。一般的な男性では、打球の上がりやすいロフト10度以上を選択しましょう。シャフトの長さは、長過ぎるとビギナーには扱いにくくなる傾向があるので、45インチ以下のものを選びましょう。
これらの数値は、ほとんどの場合クラブに記載されています。

キャビティアイアンとは?

キャビティアイアンの一例。スイートエリアが広く、打ちやすい
アイアンは主流となっているキャビティタイプを選びましょう。

キャビティタイプとは、アイアンのヘッド部の背面(ボールを打たない側)を凹状にデザインしたものです。ヘッドの周辺に重量が分散されるためスイートエリアが大きくなり、初心者にありがちな打ち損じのミスを軽減します。

アイアンのシャフト

アイアンセットのシャフトは、金属製のスチールシャフトとカーボン繊維で作られたカーボンシャフトの2種類があります。

スチールシャフトのほうが、カーボンシャフトに比べてはるかに重い場合がほとんどです。重いクラブは初心者にとって扱いにくくなるので、体力に自信のある男性以外は、初心者はカーボンシャフトを選ぶほうが良いでしょう。

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