ルアーフィッシング/ルアーフィッシング関連情報

レンタルボートで湖上へGO!その1(3ページ目)

今回からブラックバスをボートで狙うコツをお教えします。これまでとは違い、かなり本格的な釣りになりますから、しっかり勉強しておきましょう!

執筆者:中山 一弘

船舶免許は必要? 不要?

ボートに動力をつけて操船したい場合、忘れてならないのは「船舶免許」の存在だ。レンタルボートであっても2馬力以上の動力を使う場合は必ず必要になるのは当然のことだ。しかし、2003年に行われた船舶免許の改定により3m未満の舟艇で2馬力以下の動力を搭載して湖沼や河川で操作する場合、船舶免許と船舶の登録、小型船舶検査が不要となった。このため、小馬力船外機やエレキを愛用するアングラーが増えてきているのだ。実はガイドもその1人。当然、船舶免許は所有しているが、船舶の登録や検査が不要というのはそれだけでも魅力的だ。

今ではすっかりレンタルボートをはじめとした小型ボートに愛用のエレキを取り付けて楽しむというスタイルになった。ボートを所有しないで済むので置き場にも困らないし、簡単なセッティングをすれば湖上で釣りを楽しむには何も不自由はない。船舶免許も不要なので、これからブラックバスフィッシングを始めたいと考えているみなさんにもオススメできるスタイルだ。レンタルボート店でも、こうした実情に対応する仕様のボートが増えてきているので、近くのフィールドに問い合わせてみるとよいだろう。ちなみにエレキを取り付けても免許が不要とされるボートの長さは、船舶登録証に記載すべき舟艇の長さを0.9で割ったものとされている。3m未満になるのは11ft、3.3mまでなので十分確認しておくようにしてほしい。

魚探でもっと楽しくなる!

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魚探には様々な製品がある。これはエントリーモデルで基本的な機能しか備わっていないが、乾電池で駆動するため持ち運びに適したタイプ
「魚群探知機」、いわゆる魚探は音波を湖底に向けて発射し、跳ね返ってくる音を感知してディスプレイに結果を表示する装置だ。これがあると湖底の起伏や底質、岩や倒木などの障害物などを映し出すことができる。もちろん、魚が居ればちゃんと反応する。慣れてくればその魚の大きさまで推測することだって可能だ。感度やディスプレイの描画能力に優れている製品になると水草の種類まで分かるものもある。ただし、ブラックバスフィッシングに欲しい機能は水深と底の形状が分かればオーケー。水温が計れるということなしだ。このように機能を絞って選んでみると、エントリーモデルも十分なことが分かる。市場価格でも2、3万円程度なので、ちょっとしたロッドよりも安く購入できるのだ。

ちなみに、魚探を使えばブラックバスが見えると勘違いしている人がいる。ガイドもそういう質問を何度も受けたことがあるが、答えはノー。ブラックバスが映らないとは言わないが、実際には障害物周りや底に張り付いていることが多いので、魚探では探知できないことも多い上、魚探は基本的にボートの直下しか調べられない。要するにそのポイントにブラックバスがいるかを魚探で見たければ、必ずボートでポイントの真上を通過しなければならないのだ。目で見えるストラクチャー周りなどで、そんなことをすればせっかくのブラックバスも逃げてしまうだろう。

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様々なアイテムを駆使して、なるべく多くのブラックバスに近づく。この作業はたまらなく楽しい
魚探を使って水中の様子を知ってどうするかはその人次第。様々な情報からブラックバスがどこに潜んでいるか推理することが重要なのだ。ガイドも釣れないときは、魚探とにらめっこして湖上をウロウロすることが多い。その結果、隠れたストラクチャーを発見して、ブラックバスをゲットしたこともある。魚探で知り得た情報から釣れた一匹はまた格別だ。楽しいアイテムなのでぜひ用意しておいて欲しい。

次回も引き続きブラックバスのボートフィッシングについて解説します。お楽しみに!


画像の代替テキスト
津久井湖畔にあるショップ「矢口釣具店」。レンタルボートでのブラックバスフィッシングにとても詳しいので近くに寄ったときには相談してみるとよいだろう。津久井湖の減水時期でもある5月~10月のハイシーズンになるとおかっぱり案内もしてくれる。
【ショップ情報】
矢口釣具店

〒220-0202
神奈川県相模原市津久井町太井610-7(Yahoo!地図情報ではココ。津久井湖畔沿いの道路に面しています。)
OPEN6:00~20:00/定休(月)
ボートレンタル料金 1日1人/2,500円
          1日2人/3,500円
※エレキを使用する場合は事前に相談のこと
電話042-784-0251
FAX042-784-2734



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