ガソリンやバッテリーには余裕を持つ

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バッテリーは何度も繰り返して充電できる「ディープサイクル」と呼ばれるマリン用のものを使う。ちなみにこれは105Aだが、ひとつで22.3kgの重量
船外機でもエレキでも、動力を動かす源が必要になる。船外機の場合はガソリン、エレキの場合はバッテリーがそれに当たるというわけだ。船外機のエンジンが2サイクルなら混合ガソリン、4サイクルなら通常のガソリンを専用のタンクに入れて持ち込む。レンタルボート店などに事前に申し込んでおけば、その日必要な量は用意しておいてくれるので、釣りに出かける前には必ず相談しておこう。

エレキで使用するバッテリーの燃費を考慮するには製品が持っている特長を把握しておくことも重要だ。エレキには「無段階変速」と「段階変速」があり、無段階変速は名前どおり、バッテリーからの電流をコントロールユニットで調整してスピードを変えるタイプになり、燃料効率が非常に良いのが特長だ。もう一方の段階変速は最大値の電流を流しておき、抵抗を掛けることでスピードをコントロールしている。段階変速は無駄になった電流を熱として放出しているので無段階変速と比べると燃費は悪い。無段階変速のエレキは使い方にもよるが、ガイドの場合は丸一日移動しても105Aのバッテリーなら余裕があるるほど。段階変速のエレキは1日中使い続けた場合、夕方前には予備がほしくなるケースが多い。

良いことだらけの無段階変速だが、市場を見ると人気があるのは圧倒的に段階変速だ。レンタルボート店で借りられるエレキもほとんどが段階変速タイプになる。それはなぜかというと、製品自体のコストの問題があるからだ。市場価格を見ると無段階変速のほうが3万円程度、あるいはそれ以上割り高になっているケースが多い。やはり、コントロールユニットが搭載される分、コストはかさんでしまうのは仕方のないところだ。だが、自分で購入する場合はそのエレキをずっと使い続けることになる。数万円程度の出費を覚悟してでも安心感がある無段階変速を選ぶと良いだろう。

また、バッテリーの場合はエレキ専用の「ディープサイクルバッテリー」が必要になる。1日で使うサイズは12ボルトのエレキの場合、おおむね100A前後となる。このサイズになるとバッテリーひとつで20kg前後の重さがある。もちろん、最高速度で長距離を移動するような使い方をすれば200A以上の容量が必要になるケースも出てくる。105Aのバッテリーを2個積み込むことになるので、その重さも考慮しておかないとならない。また、ガソリンの場合はタンクを揺すればある程度残量は分かるが、バッテリーの場合はいつなくなるのかがわかりづらい。湖上で動力がストップすることは非常に危険なので、ボートに持ち込むバッテリーの量には十分注意してほしい。

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