四畳半近代文学案内『新釈 走れメロス』
近代文学の名作短編をリミックス。 |
★森見ワールドの魅力その伍:本はみんなつながっている
京都という舞台や登場人物など、森見作品はみんなどこかでつながっています。サーガのようになっているのです。新刊を読んだあとで、既刊を読むと新たな発見が。また、近代文学の言葉を多用したり、今回のように名作を本歌取りしたり、過去の作品ともつながっている。一冊読むと読みたい本がどんどん増えてしまいます。本好きにはたまりません。
もっと森見登美彦を知りたい!
さらに作家・森見登美彦について知りたいという方には、虚実ないまぜに日々のあれこれや著作について綴ったブログ「この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ」がオススメです。最後にちょっと宣伝を。3月12日発売の雑誌「野性時代」の森見登美彦特集で、ガイドが全作品インタビューを担当しました。単行本身収録作品についても語ってもらっていますので、よろしければそちらもご覧ください!