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タイ古式マッサージ(2ページ目)

タイといえば2500年の歴史を持つタイ古式マッサージというイメージがあるほど、タイはマッサージの本場。一度受けると、足先からゆったりと始まり、無理なく時間をかけ、バランス良くほぐし、心も身体も癒されるタイ古式マッサージの虜になること間違いなし。今回はタイ古式マッサージの歴史、相性のよいマッサージ師と出会うコツ、覚えておくと便利なマッサージで使えるタイ語をご紹介します。

執筆者:清水 千佳

タイ古式マッサージの効用

日ごろ使わない筋肉もストレッチによって適度に伸ばしてくれる

日ごろ使わない筋肉もストレッチによって適度に伸ばしてくれる

タイ古式マッサージで一番重要なのは「エネルギーライン」(“経絡”タイ語でセンと呼びます)。 このセンの流れのことを「風」(タイ語でロム)といい、センをマッサージで刺激することによりロムの流れを良くし、各器官の働きが正常化していきます。そうすることで、施術を受ける人を健康へと導いていくのが東洋医学から由来しているタイ古式マッサージの考え方です。

まず、セン(エネルギーライン)をマッサージで刺激し、不調の根源となる体全体の血流とリンパ腺の流れを促します。リンパの流れがよくなりコリもほぐれることで、今度は老廃物の排出が促されます。そのことによりお肌の老化防止とともに、適度なストレッチにより身体本来の柔軟性を取り戻し、筋肉を若返らせる作用も期待できるのです。また、ゆっくりとしたおだやかなリズムで身体が揉まれることにより、心身の緊張がほぐれ自律神経のバランスが取れ真のリラックス効果も。

タイ古式マッサージは日本ではリラクゼーションと認識されているので、癒しやリラックスという効用が知られていますが、実は現代病対策となる素晴らしい予防医学としての効用があるのです。

筋肉を揉み解すことにより、体全身のリラックスと心の安定が得られ、更に血液やリンパ液の循環が改善され、体の免疫力が増します。そのことによって病気にかかりにくい体になっていくのです。また、効果がよく分かるのが、四十肩、五十肩に対する治療だといわれています。生理痛や、オフィスで働く人を悩ます腰痛にも効くと言われているので女性の方には特におススメです。

自分だけの「ゴッドハンド」マッサージ師と出会うためのコツ

ぴったりとしたタンクトップを着た男性マッサージ師が店の前に並んでいるのはいかがわしい店である可能性も高いので明るい雰囲気の店を選んで

ぴったりとしたタンクトップを着た男性マッサージ師が店の前に並んでいるのはいかがわしい店である可能性も高いので明るい雰囲気の店を選んで

残念なことに、どのマッサージ師からも気持ちがよい施術が受けられるとは限りません。性格同様、マッサージにも受ける側と施す側の『相性』というものがあります。せっかく受けるのですから、そこは、相性ぴったりの素晴らしいタイ古式マッサージを受けたいもの。相性のよいマッサージ師と出会うために知っておきたいポイントを、以下4つにまとめました。

■閉店時間ぎりぎりに滑り込まない

心がすでに家に向かっている人からでは、よいマッサージは期待できません。時間に余裕を持ってマッサージ店に入りましょう。

■相性が合わない、痛すぎると感じたらマッサージ師を交替してもらう

マッサージも相性というものがあります。どうしても気持ち良いとは思えない、痛すぎると感じたらすぐに交替をお願いしましょう。ストレッチのような動きの多いタイ古式マッサージですが、本当に上手な人なら痛いと感じることはないそうです。

■相性がよいと感じたマッサージ師と出会ったら、名前を聞く
タイ旅行中に何度かタイ古式マッサージを受けるなら、これは必須です! お気に入りのマッサージ師が施術中でなければ、指名が可能です。

■マッサージされたくない場所を事前に伝える
揉まれたら痛みを感じる場所、触られるのが苦手な場所をあらかじめ伝えておきましょう。
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