ふたりで学ぶマネー術/ふたりで学ぶマネー術

共働き夫婦に便利な省エネ家電の賢い選び方(3ページ目)

仕事も家族もプライベートも充実させたい! そんな共働き夫婦を助けてくれる家電が、次々に登場しています。便利なだけでなく、電気代も節約して環境にも配慮できる省エネ家電をご紹介します!

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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待機時消費電力もあなどれない!

待機時消費電力とは、コンセントにつないでおくだけで消費している電力のことです。TVなど電源をオフにしたつもりでも、コンセントを抜いていない場合は、少しずつ電気を消費しているということは、ご存じの方も多いと思います。

資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2009年冬」によると、家庭一世帯あたりの待機時消費電力量は、平均で年間285kWh。電気料金に換算すると1年あたり約6,270円(*)だそうです。これは、家庭一世帯あたりの全消費電力量(年間4,734kWh)の6.0%に当たります。
(*)電力量1kWhあたり22円(税込)として算出。

さらに、その内訳をみると、次のグラフのようになっています。

<待機時消費電力量の内訳>
財団法人省エネルギーセンター「平成20年度待機時消費電力調査報告書」よりガイド平野がグラフ作成(クリックして拡大表示)

財団法人省エネルギーセンター「平成20年度待機時消費電力調査報告書」よりガイド平野がグラフ作成(クリックして拡大表示)


よく見ると、快適に暮らすための家電ばかりですね。時刻設定が必要なものも多いので主電源は入れっぱなしだったり、慌ただしく仕事に出かけるたびにコンセントごと抜くことはなかなかできない、というケースも多いと思います。

けれども実は、家庭での家電製品の普及も影響して、1980年代後半から、民生部門(*)でのエネルギー消費量は増加の一途をたどっています。資源エネルギー庁の報告によると、わが国の最終消費エネルギーの割合は、産業部門:45.3%、民生部門:31.4%、運輸部門:23.3%で、1990年と比較すると、民生部門は34.8%も増えているのだそうです。
(*)民生部門:家庭部門と業務部門(商業、サービス業など。産業運輸を除く)

最近の省エネ家電は、待機時消費電力を削減したものが増えているそうです。快適な暮らしを継続しながら消費エネルギーを抑えるためには、やはり省エネ性能の高い製品を選ぶことも大切だと思います。

■家電の省エネ性能+アナログな工夫も
家電を使う際には、「エアコンだけでなく、カーテンなども活用する」「ご飯はまとめて炊いて一食ずつ冷凍する」「洗濯物はある程度まとめて洗濯・乾燥する」など、ちょっとした工夫もプラスしましょう。省エネ性能がさらにアップします。
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