2/2 夜遊びのシメはBARのカレーvol.02 [男の夜遊び] All About

賄いメシから生まれた一週間煮込んだコク深カレー
西麻布『wodkatonic(ウォッカトニック)』

写真は開店から20年来のファンも多いという一週間煮込んだ「オリジナルカレー(1300円)」。ウオッカトニック(1000円)と供にいただきたい

写真上／オーセンティックなウッド調のカウンター席。写真下／カップルで楽しみたいテーブル席

深夜族のみならず、カレー好きの間で評判になっているのが、西麻布『wodkatonic(ウォッカトニック)』の「オリジナルカレー」。タマネギ、ニンジン、牛肉、豚肉をじっくり２時間炒めた後、厳選された数種類のスパイスとラム酒を加えて一週間をかけて煮込むカレーは、ひと口ごとに旨味が溢れる、と絶賛する通も少なくない。

「今から20年前、紀伊国屋で良いスジ肉が買えたので美味しいカレーを作ろう、と。実はこのカレー、元はスタッフの賄いメシだったのです。それで常連の方にお出したところ評判だったのでメニューに加えました。当時はカレーを出すバーなんて無かったから、ウチが元祖かもしれませんね(笑)」(オーナー・明坂氏)

オーセンティックな雰囲気を保ちつつも、どことなくカジュアルなバー。もちろん置かれている酒は吟味されたものばかりで、バックバーや天井など所狭しとここでしか飲めない貴重な種類を揃えている。

稀少モルトと優れたバーテンダーのおもてなし

写真はプレミアム・モルトのボトル群。中には一杯数万円するものも

「約1000種類のお酒を取り揃えています。特にモルトに力を入れていて、オークションなどでしか手に入らないユナイテッド・ディスティラリーズ社のモルト・シリーズ「マネージャーズ・ドラム」など貴重なお酒も楽しめますよ」

タマネギのコクととことん煮込んだカレーの深みで、一度食べたら忘れない色と味わいのカレーに合うアルコールは、店名でもあるウオッカトニックがおすすめとのこと。

無駄を省いたシンプルな空間に華を添えるのは、卓越した技術を持ち、優れた目利きでもあるバーテンダーによるもてなし。毎日の疲れを癒すシックなスポットとして覚えておきたい。

【wodkatonic(ウォッカトニック)　店舗紹介】