男の夜遊び/男の夜遊び指南

媚薬としてのお酒の働きとは……女性をその気にさせる?

媚薬としてのお酒の働きとは? 女性がアルコールを摂取したときのセックス衝動については、科学的に証明されています。しかし、お酒の勢いで女性を誘ったはいいが、いざベットで役に立たないなんてことも。はたしてアルコールはセックスの敵なのか、味方なのか?

大脇 克浩

執筆者:大脇 克浩

男の夜遊びガイド

媚薬としてのお酒……その効能とは

媚薬としてのお酒

アルコールがセックスの敵と考えている向きが多いが、適量なら男の夜遊びの大きな味方となる

「カンパリ」によって僕は幾度となく男の夜遊びをしてきた。アルコールを入れて下半身が役に立つ男として幾度となくペログリ(田中康夫調)することに成功したのだ。

その効能はあまりに輝かしく、それ以前のシラフ(ノンアルコール)の栄光すらかすませてしまう。「梅酒」がアルコール界にセックス効果をもちこんだお酒の代表格ということすら忘れさられている始末だ。

しかし「カンパリ」のペログリ効果は日本から始まったわけではない。海外事情を子細に見れば、もっとも男の夜遊びに適したお酒だという理由も見えてこよう。

まず、甘いだけでなく、ほのかに苦みのあり、真っ赤な色合いが情熱的な気分にしてくれる。ビター・オレンジ、キャラウェイ、コリアンダー、りんどうの根などを配合してつくられている、情熱の国、イタリアから生まれたお洒落なハーブ系リキュールだ。

香り高いハーブの作用でリラックス効果が高く、地球の裏側、ブラジルでは男性がデートの前に「カンパリ」を飲んで出かける習慣があり、すごく情熱的に優しく迫るのだという。男性がカンパリを飲んでいる姿を見ると、何だかドキドキする女性もいるという報告もある。

また、鮮やかなルビー・レッドの色合いは、カルミン・コチニール・レッドといい、ココ・シャネル考案の口紅色で、かの永遠のセックスアイコン、マリリン・モンローも好んだ色の1つでもある。
 

お酒は女性もその気にさせる

疲労や緊張はペログリの大敵。お酒でリラックスした精神状態が、勃起に悪い影響を与えるわけがない

疲労や緊張はペログリの大敵。お酒でリラックスした精神状態が、勃起に悪い影響を与えるわけがない

女性がアルコールを摂取したときのセックス衝動については、科学的に証明されている。女性がアルコールを摂取すると、体内の男性ホルモンであるテストステロンの濃度が高まる。テストステロンは性的な興奮を高めるホルモンといわれ、その気になりやすくなる。

もっとも、カンパリの精力作用が医学的に証明されているわけでないので、あしからず。根拠をお求めの向きには、やはり「梅酒」がおすすめである。ペログリできない理由としてまず、疲労感があげられる。徹夜明けや、スポーツの後など、激しく疲労している時にセックスをしようという気分にならない向きは多いことだろう。

これは「クエン酸サイクル」が原因と言われている。激しく活動すると、このサイクルがうまく回らなくなり、乳酸が増加して疲労感を覚えるという塩梅だ。

こういうときには、充分なクエン酸を補給すればいいのだが、クエン酸を多く含んだ食べ物の代表格が梅なのである。つまり梅のエキスをたっぷり含んだ「梅酒」は、ペログリの精力源と成り得るのだ。

「カンパリ」の香り高いハーブで心を落ち着かせ、「梅酒」のクエン酸効果が精力を増強させる。お酒のテストステロン効果で大胆になった女性を誘う男の夜遊びの潤滑油として、さっそく今夜から試してみてはいかがでしょうか。

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