外国映画史上のMore10 第5位~第1位
ONCE UPON A TIME IN AMERICA 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』 |
(1984年/アメリカ映画/上映時間:205min/監督:セルジオ・レオーネ/出演:ロバート・デ・ニーロ、ジェームズ・ウッズ、エリザベス・マクガヴァン、ジェニファー・コネリー)
・子供のころからの仲間が大人となり、ギャングの世界に身を置くことになるのですが、あるきっかけから裏切りが起ります。その裏切りは誰の裏切りなのか?それはラストまでわかりません。親友だからこその嫉妬、虚栄心、友人版「カインとアベル」のような物語。ラストには誰もが涙することでしょう。
A CLOCKWORK ORANGE 『時計じかけのオレンジ』 |
(1971年/イギリス映画/上映時間:137min/監督:スタンリー・キューブリック/出演:マルコム・マクダウェル、パトリック・マギー、エイドリアン・コリ)
・キューブリック作品で最も好きなバイオレンス映画です。さすがに『2001年…』の立派な作品には及ばないところも多々あるのですが、麻薬入りのミルクバーや男根を連想するお面。アメリカンコミックとベートーベンを同時に享受する主人公アレックス。こんな映画はいまだかつてありません。
TITANIC 『タイタニック』 |
(1997年/アメリカ映画/上映時間:189min/監督:ジェームズ・キャメロン/出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、ビリー・ゼイン、キャシー・ベイツ)
・何度観たでしょうか?信じられないほどのご都合主義もありますが、これほど勧善懲悪で、スペクタクルな恋愛映画は他にないのかもしれません。今観ると、ファーストシーンから涙が溢れます。
PSYCHO 『サイコ』 |
(1960年/アメリカ映画/上映時間:109min/監督:アルフレッド・ヒッチコック/出演:アンソニー・パーキンス、ジャネット・リー、ジョン・ギャヴィン、ヴェラ・マイルズ、マーティン・バルサム)
・何十回と観た一篇です。映画の前半にシャワー室で殺害されるジャネット・リーはヒッチコックの美女に対する冷酷さを見せるようでもあります。かつて『めまい』の主役にと考えていたジャネットが降板した怨念(笑)がこのシーンに繋がったとの噂もあります。現在ではそう驚くこともない物語かもしれませんが、小学生当時観た本作の衝撃は今でも忘れません。
OTTO E MEZZO HUIT ET DEMI EIGHT AND A HALF 『8 1/2』 |
(1963年/イタリア映画/上映時間:140min/監督:フェデリコ・フェリーニ/出演:マルチェロ・マストロヤンニ、アヌーク・エーメ、クラウディア・カルディナーレ、サンドラ・ミーロ)
・フェリーニで最も感動する作品は『道』ですが、映画芸術の数寄を凝らした名編といえば本作になるでしょう。非常に難解な映画ですが何回も観たくなるのです。日本には黒澤がいました。イタリアにはフェリーニがいたのです。