外国映画史上のBest10 第5位~第1位


『ベニスに死す』
MORTE A VENEZIA
DEATH IN VENICE
『ベニスに死す』
第5位:『ベニスに死す』
(1971年/イタリア=フランス映画/上映時間:131min/監督:ルキノ・ヴィスコンティ/出演:ダーク・ボガード、ビョルン・アンデルセン、シルヴァーナ・マンガーノ)
・ルキノ・ヴィスコンティ監督作にはヴェネチア国際映画祭サン・マルコ銀獅子賞の『白夜』、ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞受賞でアラン・ドロン主演の『若者のすべて』、カンヌ国際映画祭パルム・ドールに輝く『山猫』、退廃・耽美な『地獄に堕ちた勇者ども』や遺作の『イノセント』まで失敗作のない元貴族の映画監督としても有名ですが、中でも頭一つ抜きん出た本作は、老境の芸術家の偶然目に留まったタジオという少年に恋焦がれるラヴ・ストーリーとしても、男色傾向の作品としても、音楽も、ヴィスコンティ演出の総合的頂点と言える傑作です。

『ゴッドファーザー』
THE GODFATHER
MARIO PUZO'S THE GODFATHER
『ゴッドファーザー』
第4位:『ゴッドファーザー』
(1972年/アメリカ映画/上映時間:175min/監督:フランシス・フォード・コッポラ/出演:マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェームズ・カーン、ジョン・カザール、ダイアン・キートン、ロバート・デュヴァル、リチャード・カステラーノ、タリア・シャイア)
・冒頭の実在感で繰り広げられる結婚式の圧倒的シーンからスタートし、映画のプロデューサーを脅す為に彼の愛馬の首がベッドから現れるショッキングなシーンや、マイケルがレストランで対抗組織のボスと警部を射殺するまでのくだりの緊張感。長男ソニーが有料道路の料金所で蜂の巣になる壮絶なシーンなど、アクションシーンに重きを置かれた映画史上最もアクティヴで尊厳のあるギャング映画!

『シンドラーのリスト』
SCHINDLER'S LIST
『シンドラーのリスト』
第3位:『シンドラーのリスト』
(1993年/アメリカ映画/上映時間:195min/監督:スティーヴン・スピルバーグ/出演:リーアム・ニーソン、ベン・キングズレー、レイフ・ファインズ)
・本作はカラーとモノクロを巧く利用して、まるでドキュメンタリーのように作りこんでいます。モノクロ映像の中に赤い服を着た女の子を挿入した意味は黒澤映画の『天国と地獄』と同様のインパクトを入れたと思われます。本作は、真実の中にフィクションを紛れこませたことで、最良の「ホロコースト」を知る1本であることを疑いません。真実のある側面からホロコーストを知るのならばドキュメンタリー映画『夜と霧』や『わが闘争』を観ればよいのです。

『ゴッドファーザーPART II』
THE GODFATHER: PART II
MARIO PUZO'S THE GODFATHER: PART II
『ゴッドファーザーPART II』
第2位:『ゴッドファーザーPART II』
(1974年/アメリカ映画/上映時間:200min/監督:フランシス・フォード・コッポラ/出演:アル・パチーノ、ロバート・デュヴァル、ダイアン・キートン、ロバート・デ・ニーロ、ジョン・カザール、タリア・シャイア、リー・ストラスバーグ)
・I があってこそのPART IIだと言われる方も多いと思いますが、本作に限ってはどちらを先に観ても物語として成り立つ構成になっています。そしてなにより、アクションに比重を置いたI に比べ、人間描写に重きを置いた、淡々とそれでいてドラマチックな映像叙事詩として作り上げています。

『2001年宇宙の旅』
2001: A SPACE ODYSSEY
『2001年宇宙の旅』
第1位:『2001年宇宙の旅』
(1968年/アメリカ=イギリス映画/上映時間:139min/監督:スタンリー・キューブリック/出演:ケア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド、ウィリアム・シルヴェスター)
・60年代の後半の作品にしてこのSFX技術の視覚効果と音楽の融合。そして、非の打ち所のない映像体験に酔いながら、見た者一人一人が本作の謎解きを行うという唯一無二の作品です。