テクノポップ/近未来型アイドル

近未来対談~Airaの†問題(5ページ目)

『COPY』に続く第2弾アルバム『PLASTIC』は、ディリーでオリコン15位にランクイン! シングルを連発したAiraちゃんからの挑戦状! ラストの「Re:†」はあのJusticeを彷彿させます。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Re:†


先生:
やっぱり、ラストの「Re:†」が、壮絶です。もちろん、分かる人には痛いほど分かると思いますが、Justiceの『†(Cross)』への挑戦状ですよね、これって!

博士:
痛いほど解ります。『トライアングル』できっと1曲はこの路線を入れてくるだろうと網を張っていたら、こっちで来ました。しかし8分とは長い。まるでボーナストラックというか世界観が全然違いますね。ココだけ聞いてAiraちゃんのアルバムって絶対判断できないでしょ。

先生:
展開的にも曲数的にも「BARBiE BARBiE」で終わっていいのですが、ここで異常なサーヴィス精神を発揮してくれます。5分前後あたりが、特にジャスティス化。これをもう一回、Justiceにリミックスしてほしいです(笑)。MEGもhadouken!との「Toxic」で実験をしていましたが、こちらは誰とコラボした訳でもなく・・・いや、していなくてこういうのをやっちゃうのは、確信犯的にやるのがいかにも、Terukadoプロデューサーらしい、Airaちゃんらしい。

映画に例えると・・・


博士:
何か『トライアングル』と『PLASTIC』って、今ちょうど上映している「ターミネーター4」と「トランスフォーマーII」みたいに感じましたね。往年のファンには賛否両論、確実にターンポイント的な「ターミネーター4」、最後の最後まで突っ走った「トランスフォーマーII」・・・みたいな。

先生:
上記二つのアルバムを僕も1曲ずつ交互に聴いてみたのですが、同じエレクトロという土壌に生まれた作品ですが、その質感は全然違いますね。『トライアングル』を研究生は“洗練”という言葉でまとめましたが、『PLASTIC』は“挑戦”という言葉で締めくくりたいと思います。
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