テクノポップ/テクノポップ基礎知識

ELECTRO対談~J-エレクトロって?(5ページ目)

「エレクトロは流行っているのか?」という疑問に答えるシリーズ最終回は、J-エレクトロ(日本のエレクトロ)の着火点と最近のシーンを読み取っていきます。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

エレクトロガール

先生:
ELECTRO GIRL LOVERS
2009年1月にリリースされたコンピレーション『ELECTRO GIRL LOVERS』なんかは、エレクトロというのがテクノ、ハウス、トランスとかと同じレベルで扱われ始めた証拠ですね。このコンピでは、immi、SAWA(ハウス寄りですけど)、藤澤志保あたりが気に入っています。

FUNKY☆GIRL
藤澤志保のセカンド・アルバム『FUNKY☆GIRL』は、ハウス度が高かった前作よりもエレクトロ度が上がっていて、でも曲によってはJ-ポップやピチカートみたいな感じで。

MATERIAL WORLD
最近、エレクトロ化の端的な現象だと思ったのが、m-floの☆Taku TakahashiがプロデュースしたSoweluちゃんの『MATERIAL WORLD』です。元々、R&B系だったSoweluちゃんも遂にエレクトロなんだと。 Soweluちゃんは上品なエロカワ歌姫として注目していたんですが、こう来るか!と。

研究生:
Soweluって、古内東子をカバーしていた人ですよね。ほんわかしたルックスの人だったのに、えらい変わりようです・・・。金属的でハードなアートワークが印象的なPVですが、これもニューエレクトロ周辺の今の気分なのかなぁ?近未来な感じがします。

先生:
Rule/Sparkle
Soweluちゃん本人がどれだけエレクトロに入れ込んでいるかは疑問ですが、これが単発で終わるのかそうでないのかが、試金石です。浜崎あゆみのニューシングル『Rule/Sparkle』にも80kidzのリミックスとかありますね。ジャケによって収録トラックが異なり、ややこしいですけど。こうして考えると、Aira Mitsukiちゃん、先取りしているじゃない?と。
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