再びニューウェイヴ論

研究生:
で、安室ちゃんやDE DE MOUSEでの大沢ワークスとなると・・・やはり彼の今のモードであるブリーピーなサウンドが印象的です。エレクトロ自体がニューウェイヴっぽいとも言えますが、往年のニューウェイヴファンからすればややハードすぎる質感ではとも感じています。ですので、先生が“世代的に親しみやすい”とおっしゃったのは少し意外でした。

相対性理論対談の際の「ニューウェイヴなひねくれポップ=生粋のロック」発言といい、先生のニューウェイヴ感(そして、先生世代にとっておそらく一般的な)は興味深いですね。僕ら以降の世代では持てなかった感覚のような気がします。

先生:
まあ、ニューウェイヴって極めて曖昧な定義ですからね。当時のロックをオールドウェイヴとして、それ以外、かっこいいものはニューウェイヴみたいな括りですから。「みんな、熱くなろうよ!」みたいなのは全部ダメみたいな(笑)。

あ、でも、あの当時のニューウェイヴって、今で言う所のレフトフィールドみたいなのから、とてもポップなものからいろいろでしたね。

研究生:
“ロック以外、かっこいいものはニューウェイヴ”っていいですね♪ニューウェイヴ少年(青年?)だった頃の先生世代のロマンが滲むような感もあり、いい意味でアツいです。

先生:
ニューウェイヴだからかどうか分からないですが、ブリープサウンドは基本的に好きですね。過剰になると、拒否反応がでるのがトランシーなやつですね。全部が全部ダメという訳じゃないですけど。あと、ハウスとかテクノであまりにも単調なやつも。

研究生:
単調なテクノ/ハウスや熱くなろうと呼びかける系は苦手・・・。先生の好みがエスプリの効いたフレンチエレクトロ系好みなのもそこなのかなぁ? あのへんのサウンドってメロディアスで熱くなれるのですが、どこかクールな印象もあって。フレンチっぽいニュアンスのエレクトロが売りのcapsuleの「E.D.I.T」にしても、基本のムードは冷め気味。わりと親切にコール&レスポンスの要素が取り入れられていますが、テンション最高潮のところでつぶやいてるだけだし。

先生:
はい、ツンデレが好きなんでしょう。

研究生:
ツンデレって、一旦ハマっちゃうとベタ惚れって感じしますね。