戦慄のオープニング

先生:
そうですね。先ずは注目点を中心に事態を把握しましょう。「コンピューターシティ」から始めたというのは、意外でしたが、正解でしょう。

博士:
オープニングのヴィジュアルは、まさに「キターーー!!」でした。宇宙の彼方から未来感覚抜群のスペースクラフトを駆使して地球、いや武道館を目指す三人という設定なのでしょうか? まるっきり「自動車」な「GALAXY BOY」のPVを見た後なので、「地球を目指す」という設定は一瞬“ニヤッ”としたのですが、圧倒的な完成度の映像にはもはや一言もなかったですね。三人の実写をCGに取り込んだ“TRON”を思わせる映像で、欲を言うなら三人を美化した完全CGでもよかったかなぁ・・・ 

イメージとしては、シド・ミードかルイジ・コラーニみたいな。

先生:
ブレード・ランナーの美術担当とレトロフューチャーのインダストリアル・デザイナーですね。

博士:
やはり印象的なのはあのヘルメットですね。

先生:
あのヘルメットって、「シークレットシークレット」のPVでPTVのおねえちゃんが着けていたのと似ていたような。正にDaft Perfumeです。

助手:
『劇場版エヴァンゲリオン』に出てきた量産型みたいな形してましたよね。もしくはフリーザ様の第3形態。あれ、アイドルのかぶるヘルメットではないですよ。明らかにぜんぜんかわいくない形してましたもんね。ガッキーが武道館であんなヘルメットをかぶって登場したら、大変なことになります。

博士:
正面高台に登場と見せかけて、センター花道から出てきたでしょ。あれには種明かしがありましたね。

先生:
アリーナのステージ前2列目で見ていた友達は、しばらく気づかなかったみたいですから。

助手:
ボクもぜんぜん気がつきませんでした。映像とリンクして、ステージ正面に3人のシルエットが映し出されて、そこから登場するのかと思いきや、少し離れた花道の先にある円形のステージの下からニョキニョキっと3人が登場して「完璧なー計算でー」ですからね。これ完璧な計算でだまされた口ですよ、ボクなんて。それにしても1曲目に「シティ」は大正解ですね。全身に鳥肌が立ちました。

博士:
そのあと無数のレーザー光線横撃ち!!

先生:
レーザー光線というのは、ELOあたりが80年代からやっていて使い込まれた演出ですが、インパクトはありますね。 あの頃はまだ皆レーザー光線怖いので、避けていましたもん。

助手:
あの緑のレーザーは数年前からアンダーワールドやダフト・パンクなどのライヴでもよく登場してますよね。最近では、ペンライトからあの緑のレーザーが出るやつをお客さんが持ってたりしますよね。あれどこで買うんだろう。欲しい。。。

絶対故障だ

先生:
あと、「コンピューターシティ」で、コンピューターが故障するサウンドエフェクトは拍手喝采でした。あのために、中田Pにミックス頼んだのでしょうかね?

助手:
「絶対故障だ」というフレーズが、Para Oneがリミックスしたみたいにズタズタに引き裂かれていて、途中でホントに何かが故障したんじゃないかとさえ思いました。ていうか、ありえない状態。そうして故障した音にあわせて、Perfumeの3人も故障するパフォーマンスをしましたよね。あれを見ていままでのPerfumeを壊して次に進むぞ、みたいな意図を感じて嬉しいような寂しいような気分になってしまったボクは、たぶんいつもの深読みしすぎの病気なんでしょうけど、とにかくいきなりすごいの来たなあ、っていう。しびれましたね。

先生:
助手、やっぱりノイローゼが続いていますね。

博士:
ライヴではノーマルヴァージョンではやらないぞ!!って意気込みで、冒頭から飛ばしまくり。これで口パクだったらまるで北京五輪開会式クラスの興奮ですって・・・何言ってるのか私もノイローゼ気味です。とにかくちょっとちびりました。

先生:
そう言えば、中国文化省は、コンサートなどで歌手が口パクなどを行い、聴衆をだますことを禁じる規定を公表しましたね。これで、Perfume中国公演は出来るんでしょうかね。しかし、どう考えても、政府が介入することではないでしょう。