テクノポップ/フューチャーポップ

Perfume対談~BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!(4ページ目)

Perfumeの武道館ワンマンライヴ「BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!」、2008年11月6日&7日に興奮と熱気の中、終了! けろっぐ博士とオカチメンコ助手を迎えて、そのカタルシスと今後の課題について熱く対談。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

edge

先生:
続く「edge」ではやっと振り付けが見れました。ほっぺたを高速で叩くかなり高度な振り付けでした。あれ、完コピするのは技量がいると思います。

助手:
ほほを真っ赤にしながら完コピを目指してほしいですね。叩きすぎて少し涙目とか。それこそ絶対故障です。

「edge」のダンスは、バックの映像ともマッチしてましたよね。「誰だっていつかは死んでしまうでしょう」というところで、巨大なあ~ちゃんのモノクロの顔が映し出されて、それを3人が客席に背を向けて三角座りしながら眺めている振り付けとか、今までにない映像ありきの演出でしたよね。そういう意味では、映像や椅子といったものを使うことで成り立つパフォーマンスが増えてきたというのも、実はポイントですよね。売れてない時代なら絶対に出来なかったことですから。神戸の電気屋では出来ないパフォーマンスですよ。

先生:
決してお金がかかった映像ではないですが、ミニマリズムの美学を感じました。

助手:
売れ始めるといろいろ出来る環境が出来てきて、実際いろいろやりたくなるんだけど、それって作り手のエゴの部分も必ずあるんですよね。必ずしもそうやって試したことが、その作品の世界観を表現するのに最適ではなかったりすることが多々あります。が、この「edge」に関しては作品の世界観とも見事にはまった部類だと思います。

選曲の苦悩

先生:
その後、「エレクトロ・ワールド」と繋げる訳ですが、近未来三部作の中でGAME TOURに続いて「リニアモーターガール」が落とされたのは、個人的には残念です。でも、あの曲確かに盛り上げるパターンの曲じゃないから、理解はしますけど。

助手:
「リニア」だけではなく、「スウィートドーナッツ」「モノクロームエフェクト」「ビタミンドロップ」の3部作は完全に黙殺ですよ! とうとう「コンピュータードライビング」も演りませんでしたからね。『GAME』以降のかっこいいPerfumeはもちろん好きですけど、初期のああいった楽曲をライヴで見れないのはさびしいです。むしろ、あの頃の曲が大好きだったりもするので。

先生:
確かに、選曲は『GAME』が中心となりましたね。というか、『GAME』からは「Twinkle Snow Powdery Snow」以外の全曲をやっています。方法論としては、それら3部作をGAME風にリアレンジするというのはありだと思うんですけどね。「リニア」も以前の曲というのは、掛け声のはいる「ジェニーはご機嫌ななめ」とPerfumeのアンセムと言える「Perfume」の2曲だけ。その分、前回のGAME TOURでやらなかった『GAME』曲、「plastic smile」「Puppy love」をやるという配慮はしていますね。

助手:
「Puppy love」良かったですね。Perfumeにしては珍しく振り付けが少なくて、「上上下下」みたいな動きをお客さんと一緒にやるんですけど、いかんせん「上上下下」の順番が微妙に複雑で1回聞いただけでは憶えられないんですよね。グラデウスの隠しコマンドかって思うくらい。上上下下左右左右BAってね。あれは曲を始める前にお客さんに入念に説明しておいたほうが良かったんじゃないかなあ。

先生:
いや説明されても、あれは体がついていけなかったです。

助手:
まぁ、次回からは「Perfume」のグルグルユーのように、お客さんと一緒に楽しむ曲になりそうですね。本編の最後が「Perfume」ではなく「Puppy love」だったのも、なんかそんな印象を受けました。それから過去の楽曲は封印したんじゃなくて、GAME TOURからの一連の流れとして、今回の武道館があるので、そういう意味でたまたま外れたんだと信じたいですね。「スウィートドーナッツ」を代々木ではやってくれるはずです。
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