テクノポップ/フューチャーポップ

Perfume対談~グラミー賞への道(5ページ目)

最初こんな大それたテーマではなかったんです。PerfumeとYMOについて語っていたんです。でも、今のPerfume、言えば現実になる。目指して欲しい、グラミー賞!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

グラミー賞への道

博士:
自虐的エピソードばかり強調されるPerfumeですが、良く考えるとその折々でときめきと希望に満ちていた様に私は感じます。 約一年前から始めたPerfume対談ですが、オーバーに語った事が現実に成ってきているのには驚くばかりです。言ったモノ勝ちじゃ無いですが、ちょっと大きな事を言っておいた方が後々いいんじゃないかって思えてしまいます。 そんな意味でもPerfumeには是非世界を目指して欲しい・・・。

先生:
PuffyやHALCALIも海外進出をしているので、Perfumeにとって、セカイ進出は全然夢物語ではないでしょう。

博士:
例えばモデルの場合、最も世界に通用しそうなセンスとルックスの者が日本代表に選ばれるくせ、実際パリコレでは“ゲイシャガール”みたいな装丁でデビューしたりしますよね。世界に出ると2ステージくらいベタになるのは仕方ない。コレだけ洗練されたPerfumeをして、例えばベタに“AKIBA GIRLS”的な売り出し方でも良いと思うんです。まさに今の日本の新たなるステレオタイプとして。 人気が出たから調子に乗っていると思われる方や、キャラを変えてまで世界に迎合するのに抵抗がある方も多いと思います。

そうじゃないんです。私としてはもったいないんですよ!!

先生:
YMOが勘違いの日本を逆手に取ったように、Perfumeは勘違いの秋葉原を逆手にとるというのは面白いですね。実際、Perfumeは秋葉原の対極となる属性も持ち備えているわけですから。

博士:
飽き性な日本の大衆の中で流され消耗されていく日本の芸能人。やがて、Perfumeも飽きられ忘れ去れてていくかもしれません。 それではもったいなさすぎるんです。

先生:
そうですね。不適切な発言や行動すれば、とたんに正義感をかざすメディアや大衆から集中パッシングを受ける可能性をもっている芸能人ですからね。

博士:
本当にテクノが解る土壌、例えばドイツや親日派のフランスなんかで、本気でデビューして欲しい。と言うか世界に問いたい気がしてなりません。

先生:
やはり、ターゲットはヨーロッパでしょうね。アメリカは音楽的に大衆はコンサバなんで、ハードル高いですね。

博士:
アメリカは先輩の二人組のPに任せた!! ヨーロッパはPerfume!!

先生:
面白いことに気づきました。Pから始まるユニットは海外で成功するんです!
古くはピンク・レディー、そしてPuffy・・・

博士:
日本のガールズユニットが世界制覇なんてワクワクしませんか?

先生:
でも、アメリカで成功しないと、グラミー賞狙い難いなぁ。ピンク・レディーの『Kiss in the Dark』で、ビルボードのヒットチャートで37位ですから、100位以内なら、夢でもないか。とにかく、Perfumeのグラミ-賞への道、期待しましょう。
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