テクノポップ/フューチャーポップ

Perfume対談~ライヴ論(1)(4ページ目)

SOLD OUT続出で悔しい思いをしたファンも多いPerfumeのワンマンライヴ。ライヴではまる人も多い、Perfume。再び、博士登場。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

メーテル帽子は流行るのか?

博士:
その後は一旦ラフなPerfumeTシャツ。

先生:
のっちとかしゆかはショートパンツなのに、あ~ちゃんは頑なにスカート。

博士:
次に登場した白のドレスはまるで天使の様です。
のっちはゆったりとしたブラウスとウエストをまたもコルセットで締め上げた王朝風のドレスで、まるで美少年~王子様の様なのが印象的でした。

先生:
ほとんどリボンの騎士でした。

博士:
かしゆかがむしろあーちゃん風のハイウエストのドレープで聖歌隊風。
あーちゃんはいつものドレス風ににファーのメーテル帽子。 所々にあしらった水色の生地が何故か聖なるイメージを感じさせます。

先生:
メーテル帽子! 専門用語を使いますね! ロシアン帽子は流行しそうです。ちなみあれは、一見メーテル帽子ですが、実はレゲエ・ダンサー用のファーのターバンのようなもので、帽子に見せかけているとラジオ番組であ~ちゃんが言っていました。「エレクトロワールド」のPVや『Complete Best』のジャケでも被っていますね。

博士:
その後「Seventh Heaven」というのは見事な演出でした。

先生:
「Seventh Heaven」は天国の最高位らしいですが、同名異曲が結構ありますね。、BUCK-TICK、B'z、L'Arc~en~Ciel、Deep Purpleとか・・・ 神戸の三ノ宮にも同名の洋服屋さんがあるのには感動しましたね。

今後の展望

博士:
今後、大きなハコに移ったとき、ライヴはどんな装丁になるのか気になります。2000人規模のホールに3人素立ちではエンタテイメントとしての付加価値がちょっと希薄です。本来、オーケストラを従えるのがアイドルライヴの定石でしたが、打ち込み技術の進歩で“バンドスタイル”が主流になり、現在ではダンサーを従えステージ上をバーチャルクラブ化する事で付加価値を得ています。 新曲披露的なイベントではなく、あくまでライヴである限り、ライヴで見る意味が要求される訳です。ライヴ音源がCDと同じ~聴き所がMCだけではちょっと寂しいです。しかし、きっとびっくりするような仕掛けで私たちをあっと言わせてくれる事でしょう。

先生:
僕は、さっき話していた「Perfumeの掟」あたりがいいヒントではないかと思うのです。ダフト・パンクが2人であそこまでのステージが出来るという事を考えると、Perfumeの3人というの障害ではないでしょう(自分でも言い過ぎだと思うけど・・・)。変にバックダンサーは要らないし。また、ハロプロのようの集団化というのもピンと来ません。ライヴ音源にさらに手を加えたり、近未来ヴィジュアルを構築する方向性もありますからね。

ハコとライヴ衣装だけで結構喋ってしまいましたね。

残りは後編で。続く。
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