テクノポップ/フューチャーポップ

Perfume対談~ライヴ論(1)(2ページ目)

SOLD OUT続出で悔しい思いをしたファンも多いPerfumeのワンマンライヴ。ライヴではまる人も多い、Perfume。再び、博士登場。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ライヴアイドル?

先生:
大阪は心斎橋のMUSE(キャパ:350人)でしたが、今の勢いを考えるキャパが大きいハコにしてもよかったですね。せめて、心斎橋クアトロ(キャパ:700人)くらいの。まあ、短絡的な儲け主義に走らないのがPerfumeの良いところなんですけどね。

博士:
往年のビックネームが全国ツアーする場合、●●会館的な公共ホール(関西ならフェスティバルホール、厚生年金会館、神戸文化ホール、国際会館当等)を今でも使用しているようですが、最近は人気アーティストでもオールスタンディングのライヴハウスでやる事が多いですね。

先生:
公共ホールとなるとキャパは2000人から3000人ですね。

博士:
逆にアリーナや体育館で一気に済ませてしまうパターンも多く、考えるとここ10年ほどゆっくり座ってライヴを見た・・って記憶が無いですね。 スタンディングか大型ディスプレイかどっちかです。

考えるとライヴハウスですよ! お酒とかでる場所ですから、僕たちの世代的にはアイドルがやるハコじゃあないですよね。 また本来のアイドルのターゲットである10代は事実上切り捨て。 アイドルといっても、健全な10代の憧れではなく、20歳超えてもうつつを抜かしてる“ヲタ”か、サウンド系のファンかに絞った選考~またそれが何の問題を呈していない。

先生:
ライヴアイドル(俗称としては地下アイドル)という言葉もあるくらいですから、ライヴハウスで活動するアイドルというのは一つの潮流なんでしょう。

いや、僕たち、40代ですから、かなりやばいですね。ちなみにいっしょに行ったもう一人の40代(職業:行政書士)は、小学生の娘をライヴに連れてきたいけど、どうしようと悩んでいますからね。ライヴハウスでは、背が低くて見えないし、圧死しそうですからね。

博士:
音響的にはちょっと厳しかったかなぁ。

巨大なホールの場合、ギターアンプや生ドラムだけでは到底届かないので、一旦マイクでひらってPAに送ります。PAもそれらすべてを再生する事を前提とした巨大なシステムを使用します。 所がこの規模のホールの場合、ある程度ギターアンプや生のドラムの音も聞こえることが前提で、PAは主にヴォーカルの拡声に主点が置かれています。 そこからすべてのオケが配される結果、変調が発生し、非常に聞き取りにくい音になっていました。

先生:
確かに。クラブの方がそういう意味では、Perfumeには適切でしょうね。

偽かしゆか発見!

博士:
イベントでは毎回見る顔ぶれが有りますね・・・なんて確認できる我々は、それこそ毎回行ってるわけですから~どう見ても怪しい40代ですね。

先生:
髪の毛の長い帽子被った人、いつも見ます。ライヴに来ているファン層はなかなか面白いですね。もちろん、アイドル・ヲタさんはいるんですが、capsuleから入ってきたような、おしゃれな女の子もいます。この層が増えて欲しいですね、個人的には。Perfumeコスプレしているファンを見ましたね。

博士:
そうですね・・・わたしが見ただけでファーのドレスの偽かしゆか、チョコレイトディスコ風の偽あ~ちゃんは見ました。

先生:
偽かしゆかはスタイルもよくってなかなか可愛かったですね。偽のっちが居なかったのが残念です。

博士:
どちらも裏布を張り合わせたアキバ系コスプレ・・じゃなく、似た既製服を旨く組み合わせた完成度の高いもの・・そのまま着てかえってましたね。

私も三編みして柔道服を着てくればよかったです。

先生:
それは柔ちゃんでしょ!! かしゆかに怒られますよ! 前回の謝罪を思い出してください。

今回は、Perfumeのコスチュームが変っていましたね。
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