テクノポップ/フューチャーポップ

Perfume対談~ライヴ論(1)(3ページ目)

SOLD OUT続出で悔しい思いをしたファンも多いPerfumeのワンマンライヴ。ライヴではまる人も多い、Perfume。再び、博士登場。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Perfumeのモード

博士:
そうですね、せっかくコスプレしてきてもすでにPerfumeは一歩先を行ってます。 オープニング未来的なメタリックシルバーにドラディショナルなチェックをあしらったちょっと違和感のある不思議なドレスでした。この違和感はちょっと注目ですね。 モードとしては高いレベルにありますよ。 しかし、のっちのパンツは胸の辺りまでメタル地のハイウェストでまるでサウナスーツ~汗だくでしたね。

先生:
のっちは汗かきとメンバーからも突っ込まれていましたからね。かしゆかのチェックのストッキングはストライクでした。かしゆかは着映えするタイプです。タータンチェックのトラッド感とシルバー・メタリックの近未来感は、今年流行りますね。すいません、いい加減な事言って。

博士:
のっちやかしゆかがボンテージ色がつよいパンツルックですが、あ~ちゃんはワンピースを通しますね。

先生:
あ~ちゃんはワンピース原理主義。ワンピース教の教祖様です。博士、次のライヴではタータンチェックのシャツとシルバーのパンツで現れてください。でも、気軽に話しかけないでくださいね。

Perfumeの掟

博士:
中盤、レビュー風のダンスコーナーに変るときのコスチュームには息を呑みました。

先生:
「Perfumeの掟」ですね。掟ポルシェさんとは関係なかったですが、素晴らしかったです。バックトラックは中田サウンドでは無さそうなんですが、選曲を誰がしたのか気になります。いい意味で予想を裏切ってくれました。

博士:
セクシーな黒装束でしたね。マネキンが登場し「モノクロームエフェクト」の衣装を着せていました。もうあのコスチュームは似合わない~少女から大人へのオマージュなのでしょうか? 

先生:
「事務所の方針で」「会社の都合で」とか、ある意味Perfumeトークに通じるシニカルなセリフもありましたね。

博士:
最後に言った「出来上がり」的な言葉も意味深です。

先生:
マネキンは明らかにクラフトワークの精神です。Perfumeって、アイドルを自認しつつも、アイドルへのアンチテーゼをやってのけるのが、僕たちのような天邪鬼には嬉しいですね。
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