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アーティスト・インタヴュー~Part 31 OVERROCKETの軌跡(5ページ目)

セルフタイトルの新作『OVERROCKET』を10月6日にドロップしたばかりのOVERROCKETの3人(鈴木光人さん、渡部高士さん、本田みちよさん)にインタヴュー! デビューから現在に至るユニットの活動を追跡。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

各メンバーへの質問

――鈴木さんは、OVERROCKETと並んでエレクトリック・サティ(Electric Satie)として、『ジムノペディ'99』(1999年)でエリック・サティの新解釈をされていますが、エリック・サティは昔から好きだったのでしょうか?

【鈴木】昔からという程ではありませんが、自然と耳に入ってくる程度にはもちろん認識はありました。はじめてきちんと聞いたのは坂本龍一のライヴで聞いた「ジムノペディ」ですが、その後は自分の中ではクラシックというよりも、ブライアン・イーノなどのアンビエントの流れとして聞く機会が多かったように思います。機会があればまたチャレンジしたい題材の一つです。

――渡部さんは、電気グルーヴでのエンジニアもされていましたが、どのようなきっかけで?

【渡部】共通の友人を通して卓球氏に紹介されたのがきっかけです。それで、幾つか本人名義のリミックスを頼まれて、その後ソロやって、電気、ってな具合です。一時期だれよりも長い時間一緒にいましたね。恐ろしいです(笑)。

――本田さんの歌声は溶け込むように美しいですが、ヴォーカリストを目指すきっかけとは? 日本宇宙少年団団員らしいですが、いったいどのような集団なのですか(笑)?

【本田】とあるオーディションを受けたコトがきっかけと言えばきっかけデスが、そのオーディションはOVERROCKETに直接何も関係ないデス。まぁ、昔から歌うことは好きでしたので、自然な流れなんじゃないでしょうか。日本宇宙少年団は、漫画家の松本零士さんが会長、毛利衛さん、向井千秋さんなどの宇宙飛行士が団長を務める、宇宙を愛する青少年のための団体デスが・・・。(笑)

――皆さんひとりずつ、人生を変えた(かもしれない)MY名盤を挙げてください。よろしければ、理由なんかも。

【本田】生まれる前から聴かされていたベートーベンの「月光」ってことにしておきます。モーツァルトを聴いてたらもっと違う人生を歩んでたかもしれないしなぁ~(笑)。

【鈴木】イモ欽トリオ『ハイスクール・ララバイ』・・・自分で最初に買ったシングル(アナログ)だから。

【渡部】Frankie Goes To Hollywood『Pleasure Dome』

音楽というよりプロダクションの上手さにやられました。イギリスでアシスタントエンジニア(紅茶係兼奴隷)になろうと思ってた時、最初にトレヴァー・ホーンのSARM WESTスタジオに行って履歴書渡しました。受付で、デスクに足をのせた黒人のおねーちゃんに、鼻であしらわれましたけど(笑)。

――ライヴなど今後の活動予定、豊富などありましたら、教えてください。

日付はまだ決まってませんが、どっかの時点でリリースパーティーなどをやりたいと思ってます。新しい曲をライヴでやるのが楽しみです。またたくさんライヴやっていこうと思っているので、よろしくお願いします。

(ご協力ありがとうございました。)

【公式ページ】
OVERROCKET

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