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5枚目となる『さぁ! 恋人になろう』は、『This is 運命』と同じ作詞・作曲コンビで鈴木Daichi秀行が編曲を担当。ここで気になるのが、作詞・作曲をした新堂敦士の存在。この人、元カメレオンというバンドのヴォーカリストで、ソロ及び楽曲提供(ワンギャル等)をしているみたいです。

『さぁ! 恋人になろう』は、ずばりジャングルビート歌謡。ここで言う、ジャングルビートとは、パチスロの名称ではありません。80年代に流行ったアフリカンでトライバルなドラミングとパーカッションを特徴としたニューウェイヴ・サウンドです。「連打! 連打! 連打!」という結構バカっぽい反復フレーズは、BOW WOW WOW風ジャングルビートの模範生。ちょっと浮いているリクルート・スーツ風の柴田の踊りもよろしい。

直接関係あるのかは分かりませんが、エルビスやローリング・ストーンズが影響を受けたロケンロールの元祖的存在として50年代に活躍したボ・ディドリーのリズミックなビートは、ジャングルビートと呼ばれました。90年代においても、ドラムン・ベースの原型的サウンドに対して、ジャングルビート(または、単にジャングル)と呼ばれました。

日本では小室プロジェクトのひとつである、H Jungle with tの『WOW WAR TONIGHT』が1995年に大ヒットした事を記憶されている人も多いかと思います。しつこいようですが、この3つのジャングルビートは、大雑把にジャングルっぽいですが、違うものとします。ここでは、あくまでも80年代のジャングルビートです。海外では、ブルンジビート(ブルンジ共和国はアフリカ中央の国)とも呼ばれたりします。

80年代の代表的なジャングルビート歌謡と言えば、沢田研二 with EXOTICSの『晴れのちBLUE BOY』(1983年)です。

沢田研二のニューウェイヴ化現象としては、『テクノポリス』にインスパイアされた『TOKIO』が有名ですが、僕としてはAdam & The Ants状態のこの曲を押します。格好ももろジャングル、歌の出だしも「青いシーツのジャングルで……」、「言いたいことはヤシの実の中」という意味不明の歌詞、ジャングル中のジャングルです。

B面の『出来心もセンチメンタル』もホーン・セクション中心のジャングル系です。代表的と言いましたが、実はこれ以外、ジャングルビート歌謡、思いつかない……。

さぁ! ここからがジャングルビートの本番です。続けて読もう!