DTM・デジタルレコーディング/オーディオインターフェイス

充実するiPad用DTM周辺機器(2ページ目)

ソフトシンセやエフェクターなどDTMアプリが続々と登場しているiPadですが、非公式ながらオーディオI/FやMIDI I/Fが使えるなどDTM周辺機器も充実してきています。

藤本 健

藤本 健

DTM・デジタルレコーディング ガイド

DTM(デスクトップ・ミュージック)という言葉が生まれてから20年以上が経ちました。それ以前からずっとこの分野を追ってきましたが、技術の進歩に伴いPCでできる音楽制作の幅はどんどん広がってきています。その長い経験と技術知識を元に、DTM・デジタルレコーディングのノウハウや情報を分かりやすくお伝えしていきます。

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LINE 6からはMIDIインターフェイスが登場

MIDI Mobilizer
LINE 6のMIDI Mobilizer
さらにiPadがDTM機材であると呼ぶに相応しい周辺機器も登場しました。そうMIDIインターフェイスも登場したのです。これもiPad用ではなくiPhone用として登場した周辺機器ですが、試してみたところiPadでも問題なく使用することがわかりました。

PODで有名なLINE 6がリリースした
MIDI Mobilizer
という製品がそれです。MIDI MobilizerはiPhoneのDOCKコネクタに接続するMIDIインターフェイスで、MIDI IN、MIDI OUTを1つずつ備えています。

MIDI Mobilizerを利用することで、キーボードやドラムパッドをMIDI接続してリアルタイムレコーディングが可能になるほか、MIDI出力をMIDI音源などに入れることでMIDIシーケンサとして利用できるわけです。


無料のシーケンサソフトと、有償のコントローラー

MIDI Mobilizer
MIDI SurfaceというソフトでiPadをMIDIコントローラにできる
もっともMIDI Mobilizerを接続すれば、既存のシンセが外部MIDIキーボードで鳴らせるというわけではありません。

やはりMIDI Mobilizerに対応したアプリケーションが必須。まずはLINE 6が簡易的なMIDIシーケンサであるMIDI Memoを無料で出しているので、これを使ってみるといいでしょう。ちなみに、アプリだけあっても、MIDI Mobilizerがないと動作しません。

また、700円と有償にはなりますが、やはりLINE 6がMIDI Surfaceというアプリもリリースしています。これは、iPhoneやiPadをコントローラとして使おうというもの。

具体的にはキーボード、ドラムパッド、スライダー式コントローラ、X-Yコントローラとして機能させることができ、コントロールチェンジやMIDIチャンネルなど、自在にアサインできるようになっています。

今後もいろいろなアプリが登場してきそうなので、なかなか楽しみです。


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