DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

フリーウェアのDAW、MU.LAB(2ページ目)

DAW(Digital Audio Workstation)を使いたいけれど、できれば無料で……という人も多いはず。今回は、結構ユーザーも多く、非常に自由度の高いMU.LABという海外のフリーウェアのDAWを紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

非常に自由度の高いルーティングを実現

MU.LAB
オーディオやMIDIの入出力、ソフトシンセ、エフェクトなどを自在にルーティングできるようになっている
また、初心者にはちょっとわかりにくいかもしれませんが、MU.LABの大きな特徴になっているのが、非常に自由度の高いルーティングです。先ほど紹介したラックやオーディオインターフェイスの入力、出力、またソフトシンセやエフェクト、そしてMIDIの入出力などを自在に接続することが可能となっているのです。

この接続を行うのがModular Plugin Areaという画面。ここでは、各モジュールや入出力が四角で表示されているので、それぞれをつなぎ合わせればいいのです。それぞれに赤と青の三角印がありますが、上向きが入力、下向きが出力を意味しています。また赤がオーディオ、青がMIDIとなっているので、自分の思いのままに接続することができます。


4種類の音源と3種類のエフェクトを装備

MU.LAB
同梱されているアナログソフトシンセ、Synthia
すでに少し触れたとおり、このMU.LABにはあらかじめ複数のソフトシンセ、エフェクトが搭載されてます。

ソフトシンセが4種類、エフェクトが3種類となっているのですが、ソフトシンセのほうは、
   Synthia
   Sampla
   MultiSampla
   MuSynth

で、エフェクトは

MU.LAB
標準装備されているリバーブ、MuVerb
   MuVerb
   Stereo Echo
   MUX

のそれぞれ。名前からなんとなく想像がつくと思いますが、Synthiaはアナログシンセ、SamplaとMultiSamplaはサンプラ、MuSynthはモジュールを見合わせることで自由に設計できる音源です。

一方、MuVerbはリバーブ、Stereo Echoはエコー、そしてMUXはMuSynthと同様に自由に設計できるマルチエフェクトとなっています。
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