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新製品にはみんなCubase AI 5が付いてくる(2ページ目)

先日、YAMAHAが新製品の発表会を行いリニアPCMレコーダー、エレクトロニックドラム、ステージピアノを発表しましたが、いずれにもバンドルされていたのがCubase AI 5です。改めてこのDAWに注目してみましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

24bit/96kHz対応リニアPCMレコーダーを2機投入

DTX drum
リニアPCMレコーダーの新モデル、POCKETRAK W24およびC24の2機種が登場した
今回発表された製品の中で、DTMユーザーにとっての注目はやはりリニアPCMレコーダーの
   POCKETRAK W24
   POCKETRAK C24
の2機種ではないでしょうか? これは1年半前に登場したPOCKETRAK CXの後継となる製品で、機能性能ともに大きく向上しています。

ご存知のとおり、リニアPCMレコーダーはRoland、ZOOM、TASCAM、SONY……と多くのメーカーが製品を投入する激戦区。ほとんどの製品が24bit/96kHz対応となっている中、前製品のPOCKETRAK CXは16bit/48kHzであったため、スペック上見劣りしていました。それに対し、やはり今回は24bit/96kHzと他社と足並みをそろえてきたわけです。

その一方で、これまでどおり、超小型という特徴は維持しています。とくにPOCKETRAK C24のほうは、電池込みで約57gで、サイズは37.6×113.0×21.1mmととにかく小さく、24bit/96kHz対応のリニアPCMレコーダーとしては、世界最小・最軽量を実現しているとのこと。その電池も単4電池1本で駆動し、MP3なら26時間、16bit/44.1kHzのリニアPCMなら約16時間の録音が可能と、なかなかのスタミナも実現しています。


POCKETRAK W24はリモコン搭載で価格は30,000円

POCKETRAK W24
POCKETRAK W24はリモコン付きで30,000円
上位機種のPOCKETRAK W24は見た目からもわかるとおり、前製品のPOCKETRAK CXと同じ形、同じ大きさであり、X-Y型のマイクを搭載しています。C24と比較すれば大きいものの、他社製品と比較すれば、やはり圧倒的なコンパクトさを実現しているのも特徴です。

今回のモデルチェンジにおいては、単に24bit/96kHz対応したというだけに留まりません。チューナー機能やメトロノーム機能、またシーンメモリー機能などさまざまな機能を搭載するとともに、リモートコントロール機能も搭載しています。付属のリモコンを使って、トランスポートコントロールや音量、録音レベルなどを調整できるため、手が届きにくい場所に設置してもうまく操作することが可能です。

このように機能、性能を大きく向上させながら、価格を大きく下げているのも驚きです。いずれもオープン価格ではありましたが、POCKETRAK CXでは発売当時約40,000円、最近でも35,000円という価格だったのが、このW24では30,000円となっているのです。C24にいたっては約20,000円とのことですから、気軽に購入することができそうです。
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