プラグインエフェクト数はベーシックなもののみ
ProTools M-Powere Essntialにバンドルされるギターアンプシミュレータ、Sans Amp ギター・プロセッサー Model PSA-1 |
とくにProTools 8になってA.I.R.(Digidesign Advanced Instrument Research)のエフェクトなど、強力なプラグイン・エフェクトが数多く搭載されましたが、ProTools M-Powered EssentialではA.I.R.のエフェクトがコーラス、フランジャー、フェーザーの3つのみとなっています。
もっとも、強力なギターアンプシミュレーターであるSansAmpを搭載しているほか、ProTools 7の時代からあったベーシックなDigiRackエフェクトであるコンプレッサ、EQ、リバーブ、ディレイ…といったエフェクトは一通り揃っているので、そこそこ使うことができます。
なお、プラグインの規格はRTASですが、Essentialの場合、利用できるのは予め入っているものだけで、フリーウェアや市販のものなどを追加インストールして使うことはできません。
2.5GBサンプル搭載のプレイバックサンプラーを搭載
ProTools M-Powere Essntialにバンドルされるプレイバックサンプラー型のインストゥルメント、Structure Essential |
なお、このソフトシンセを利用するためのインストゥルメント・トラック数は8つまでと制限されています。そのため、あまり大編成の曲を作ることは厳しいですが、オーディオトラックと合わせるバッキング用のベーストラック、リズムトラックを作成したいというニーズであれば十分応えられると思います。
ProTools M-Powere Essntialのメニュー上のいくつかの機能は使うことができず、メニュー項目の頭に赤いマークがついている |