DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

SONAR 8.5搭載の新テクノロジーとは

10月17日、秋葉原で一般向けのSONARの新製品発表イベント、「SONAR PREMIUE DAY 4」が開催され、SONAR 8.5が発表されました。これに合わせて来日したCakewalkメンバーに話を聞いてみました。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

SP4で発表されたSONAR 8.5

SONAR 8.5
今年で4回目となったSONARユーザーのイベント、SONAR PREMIUM DAY 4
実際に参加されたという方もいらっしゃるかと思いますが、10月17日、秋葉原の中央通にある「ベルサール秋葉原」でCakewalkのユーザーイベント、「SONAR PREMIUM DAY 4」(以下SP4)が開催されました。毎年この時期に開催するこのイベントでは、SONARの新バージョンがお披露目されるというのが恒例となっていましたが、今年もここで新バージョンが登場しました。


SONAR 8.5
今回発表されたのはSONAR 8.5というバージョンだった
が、多くの人の予想とちょっと異なる点がひとつ。そう、これまでSONAR 6、SONAR 7、SONAR 8と発表されてきたので、SONAR 9かなと思ったらSONAR 8.5というバージョンだったのです。とはいえ、新たなプラグインエフェクトが追加されたり、ドラム音源であるSession Drummerが強力なものへと強化されたほか、オーディオ編集機能のAudio Snapが2.0へとバージョンアップされたり、MIDIのステップシーケンサ機能が強化されるなど、かなりいろいろな機能が強化されています。


SONAR 8からは低価格でのアップデートが可能

SONAR 8.5
大盛況となったSONAR PREMIUM DAY 4。会場の外まで人があふれかえった
秋葉原の大通りに面した交差点に位置する1Fの大きなオープンスペースの会場ということもあり、SP4はやや異様ともいえるほどの盛り上がりとなっており、SONARユーザーはもちろん、秋葉原への買い物客なども含め、多くの人が集まっていたようです。

このイベントにあわせ、米国のCakewalk社からはCEOのGreg Hendershott氏、マーケティング部長のBrandon Ryan氏、営業部長のRobin Kelly氏の3名が来日。自らがデモンストレーションを行いながら、SONAR 8.5の新機能の説明などを行ったのです。


SONAR 8.5
今回のイベントに合わせてCakewalkから3名が来日。左からCEOのGreg Hendershott氏、営業部長のRobin Kelly氏、マーケティング部長のBrandon Ryan氏
この新機能については、また別の記事で改めて詳しく紹介したいと思いますが、8.5というバージョンにしたことについてKelly氏からは「SONAR 8ユーザーに、この新機能をできるだけ安く提供するために、8.5としました。もし、SONAR 9としてしまうと、どうしても数万円のアップグレイド料金が必要となってしまうので、このような措置としたのです」との説明がありました。

店頭でのパッケージ価格は従来のSONAR 8と変わりはないようです。一方、アップデート価格は一般には公表されていませんが、ユーザー向けの情報を見ると、SONAR 8 PRODUCERからSONAR 8.5 PRODUCERへのアップグレードは10,500円、SONAR 8 STUDIOからSONAR 8.5 STUDIOへのアップグレードは7,875円となっています。
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