2万円で買える低価格版SONARの実力(4ページ目)

SONAR 8にはない強力なドラム音源を搭載

SONAR 8には搭載されていない、強力なドラム音源、Studio Instruments Drum

では、すべての点でSONAR 8に引けをとっているのか、というとそうでもないんです。

まず安いほうのSONAR Home Studio 7であっても、SONAR 8にない新開発のドラム音源が搭載されています。
　　　Studio Instruments Drum Kit
というのが、それ。

Cakewalkの特許技術であるというExpression Engine（マルチサンプルオーディオ再生用のアンチエイリアス、リアルタイムサウンドプロダクションシステム）を使用し、ドラム・サウンドをリアルに再現する音源なのです。

またユニークなのはロック、ポップ、ヒップホップ、ジャズ、ブルースなどのドラム・フレーズをこの音源自身に多数収録されていること。わざわざMIDIトラックで入力するまでもなく、この音源上で、さまざまなパターンを演奏させることができ、お気に入りのパターンが見つかれば、マウスでMIDIトラックにドラック＆ドロップするだけで曲に利用することが可能となっているのです。

細かなエディットはその後で行えばいいのですから、手っ取り早く曲を作っていくのには非常に重宝します。

XLにはさらに多くのソフトシンセやアンプシミュレータが

強力なベースソフトシンセ、Studio Instruments Bass Guitar

SONAR Home Studio 7 XLになると、さらに多くのプラグインが付属しています。まずは、前述のドラム音源のシリーズである
　　　Studio Instruments Bass Guitar
　　　Studio Instruments Electric Piano
　　　Studio Instruments String
という3つ。それぞれベース、エレピ、ストリングスとなっているのですが、それぞれ、かなり使えるサウンドであると同時に、音色エディットもかなり可能になっています。またドラムと同様に、パターンが登録されているので、それを利用することができます。

ギターアンプシミュレーターのStudio Devil VGA+ Guitar Amp Simulator

また目玉エフェクトとして用意されているのが
　　　Studio Devil VGA+ Guitar Amp Simulator
という真空管アンプをモデリングしたギターアンプシミュレーターです。

真空管モデリング・プロセスは、12A×7A 真空管プリアンプの特性に基づき再現されたということで、真空管ならではのリッチで、シンプル、かつエキサイティングな音を創り出すことができるようになっています。