DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

2万円で買える低価格版SONARの実力(3ページ目)

先日、SONAR Home Studio 7および7 XLというSONARの低価格版がリリースされていたのをご存知でしょうか?SONAR 8のコア・テクノロジーを継承したこの製品の実力がどんなものか探ってみましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

SONAR 8との機能、性能的な違いは?

SONAR Home Studio 7 XL
SONAR Home Studio 7とSONAR 8との機能、性能の違い
確かにユーザーインターフェイスはSONAR 8のものとはだいぶ異なるSONAR Home Studio 7/XLですが、その機能や性能はというと、実はかなりの部分で共通となっており、エントリーユーザーにとっては、十分過ぎるほどのものになっているのです。

右の表をクリックすると、Cakeawlkサイトにある比較表を見ることができるようになっていますが、これを見ても分かるとおり、多くの機能が共通です。

具体的な違いとしては、64bit版Windows対応のアプリケーションには対応していないこと、
最大オーディオ・トラック数が64と制限されていること、オーディオエンジンが32ビット浮動小数点処理であって、64ビット浮動小数点処理になっていないこと。オーディオに対してクォンタイズを掛けるAudio Snapを装備していないことといったのが主な点です。

また、プラグイン関連では、同梱されるプラグインが異なっているほか、ソフトシンセの同時利用可能な数としては、SONAR 8が無制限であるのに対し、SONAR Home Studio 7/XLではシンセラック内で32、オーディオフェクトと合わせて64までという制限があります。

逆にいえば、それ以外の機能はほぼ同等。もしも、64トラックを越えるオーディオトラックを扱うような大規模な曲を作るのであればともかくとして、多くの人にとっては、SONAR Home Studio 7/XLで十分であることがお分かりいただけるのではないでしょうか?
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