DTM・デジタルレコーディング/レコーディング・制作ノウハウ

コンデンサマイクを直接USBに接続する(4ページ目)

コンデンサマイクを使うとなると、普通それなりのオーディオインターフェイスが必要です。しかし、もっと手軽にUSBで接続できるユニークなデバイスがあるんです。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

ASIOドライバで24bit/96kHzに対応

MicPort Pro
ドライバをインストールするとASIOの設定画面でレイテンシーの調整も可能。ただ、基本的にマイク出力がそのまま
Macの場合は、ただ接続するだけで、CoreAudioのデバイスとして認識され、MicPort Proのフル性能を即使うことができますが、Windowsの場合は、残念ながら通常はそうはいきません。

MicPort Proは最高で24bit/96kHzに対応したオーディオインターフェイスなので、やはりその機能・性能を存分に利用したいところです。


MicPort Pro
サンプリングレートは44.1kHz~96kHzまでに対応している
本体にはドライバは付属していないのですが、CEntrance社のサイトにはASIOドライバが用意されているので、これをダウンロードすることで、ASIOデバイスとして利用することが可能になり、24bit/96kHzはもちろん、88.1kHz、48kHz、44.1kHzの各モードで利用することができます。

さらに、このドライバをインストールすると、ASIOだけでなくSOANRなどで利用できるWDM、GigaStudio/GigaSamplerで利用可能なGSIFの各ドライバにも対応してくれます。


DAWとの組み合わせで即マイクレコーディング可能

MicPort Pro
DAWと組み合わせて使えば、即高音質なレコーディングができる
ASIOドライバのコントロールパネルを開くことで、レイテンシーを設定することも可能です。もっとも、MicPort Proの場合、マイクのモニタリングだけを考えれば、レイテンシーの調整をするまでもなく、ゼロレイテンシーが実現できているわけですから、特に不要かもしれません。

しかし、ヘッドフォンを利用して、DAW側の音をモニタリングするのであれば、レイテンシーを小さくする意味も出てくるでしょう。

コンパクトな機材で即マイクレコーディングができるMicPort Proは波形編集ソフトと組み合わせて音を録音するのもいいですが、やはりDAWとの組み合わせで大きな威力を発揮してくれます。


【関連サイト】
株式会社フックアップ~MicPort Pro
CEntrance Inc.
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